生命のかたち/かたちの生命 第3版

著者 :
  • 青土社
3.60
  • (1)
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 30
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791762163

作品紹介・あらすじ

それ自体は、かたちをもたない生命が、地上に現われたとたんに、かたちをもつということ、それは何を意味するのか-感性による現象学が、分裂病の精神病理学を越えて、"生命"の根拠を問い、新たなる人間学の胎動に耳を澄ます。精神病理学の新しい風景。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「生きているもの」を「もの」ではなく「こと」から捉えることについて書かれた本。
    生きている主体を主体性から捉える。人間学的にとらえる。「根拠関係」の中で理解する。これらは同じ意味を持った言葉の反復である。

  • いずれ自分が何処へ行くのかわからないけれども(まったくいろんな意味で)、こここそ祖国なのだと、崩壊寸前のヘルダーリンから学ぶ。教典を放棄する現象学的人間学の教典。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1931年生まれ。京都大学名誉教授。著書に『木村敏著作集』全8巻(弘文堂)、『臨床哲学講義』(創元社)、共訳書にヴァイツゼカー『ゲシュタルトクライス』(みすず書房)ほか。

「2020年 『自然と精神/出会いと決断』 で使われていた紹介文から引用しています。」

木村敏の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×