占領の記憶/記憶の占領: 戦後沖縄・日本とアメリカ

  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791762200

作品紹介・あらすじ

文学という想像力のフィルターを通すとき、被占領経験はどのように再現されたのか。女性作家は支配的な男性の物語に対して、いかにしてカウンター・ヒストリーと成りえたのか。沖縄文学は歴史の記憶について、戦後日本人に何を教えてくれるのか。戦後占領期の言説空間と日常生活をよみがえらせ、沖縄・日本・アメリカの現在を問い直す占領期研究。

感想・レビュー・書評

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  • 目次

    イントロダクション―焼跡と金網
    第1章 無人地帯への道
    第2章 文学に見る基地の街
    第3章 差異の暗部
    第4章 戦後日本の表象としての売春
    第5章 両義的なアレゴリー
    第6章 内なる占領者
    エピローグ―ポスト・ベトナム時代の占領文学

  • 日本語で書かれた幅広い文学作品を通して、アメリカによる日本占領、沖縄占領がいかに記憶され、表象され、読まれてきたかを論じている。ポストコロニアル理論、フェミニズム理論を用いた読みに触発されるところは多い。

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著者プロフィール

1956年生まれ。シカゴ大学大学院東アジア言語文明学研究科博士課程修了(Ph.D.)。現在、早稲田大学教授。専攻は日本の戦後文化史、日本近現代文学。
著書に、『戦後日本のジャズ文化』(青土社、サントリー学芸賞受賞)、『ジャズ喫茶論』(筑摩書房)、『日本の居酒屋文化――赤提灯の魅力を探る』(光文社新書)などがある。

「2016年 『日本文化に何をみる?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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