スチュアート・ホール (シリーズ現代思想ガイドブック)

  • 青土社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791762231

作品紹介・あらすじ

カルチュラル・スタディーズの最重要人物、英国植民地出身のホールは、「文化」を権力の諸関係の絶えざる闘争の現場と考えた。政治的危機、暴動、メディア、人種差別、エスニシティ等をめぐって洞察あふれる抵抗理論への招待。文化闘争の現場に歴史の重層状況を読む。支配文化への抵抗。

感想・レビュー・書評

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  • てか、hallのEncoding/Decodingが掲載された雑誌とか大学にないんだけど、見つけられない私が馬鹿なのか、置いてない大学が馬鹿なのか、どちらなのかは謎。まじ、誰かコピーしてほしい。でもコピーしたところで、英語の文献を理解できるのかどうかも謎。っていうか、なんで日本語訳ないのか、その点が謎。
    更に、研究がどうにもならなそうで迷走。ヘルプ・ミー。

    この本は、かなり偉いぞ、青土社、よくぞ出した!って本。まずホールって、一体どんな人間なのかが、ちゃんと伝わってくるようなエピソードがあったり。なんか、普通に高校の先生やってたらしい。(今もやってるのか否かは謎)ちょうど、教育実習から帰ってきて、この本を手にとったから、現場から発信していく姿勢っていうのに、ひどく惹かれるところがありました。

    私が読まないといけないのは、エンコーディング・デコーディングモデルに関する部分なので、そこを重点的に抑えたわけですが、かなり詳しく用語の解説をちょこちょこコラムのように載せてくれていて、不勉強の私には大変ありがたい。例えば、アルチュセールの「過剰決定」=経済的なものだけではなく、イデオロギー・政治的なものを含めて数多くの決定諸力があるなんていう記述。「相対的自律性」=イデオロギーは経済的なものから、ある程度自由であることを示唆。経済的なものは、常に何らかの形で上部構造を決定するが、それが必然的に支配的であるとは言えない。みたいな。ふーん。そうなのかー。という感じ。なんか自分、レベル低すぎて、何かの概念を提示されて、それを批判的に検討する、とかそういう段階にいません!

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