食のクオリア

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著者 : 茂木健一郎
  • 青土社 (2006年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791762767

食のクオリアの感想・レビュー・書評

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  • 一緒に食べるとどうして美味しい?

    美味しいってどういうこと?

    盛りつけを綺麗にすることがコミュニケーションだというのは、目からウロコ。納得です。

    食事をするとき、美味しいと思うのには、ちゃんと理由がある。
    なんとなーく思っていることを
    スッキリ分析してくれます。

    毎日、なんとなく気にもせず食べていたとしても
    それにもちゃんと理由、意味、原因があるんです。

    すごい。

    無意識に安全基地で食べてるはずなのに
    急に今日からギクシャクして朝ごはん食べてしまいそうだ。

  • 茂木健一郎 著「食のクオリア」、2006.6発行です。食に関する、料理本でもグルメ本でもない「おいしさ」についての24のエッセイです。クオリアというのは「質感」という意味だそうですが、タイトルになるほど内容になってたかどうかは疑問です。「最後の晩餐」と「日常に隠れた(毎食の)有難さ」の対比はよくわかりました。自然の中で食べた遠足のおにぎりの味は格別ですし、学校給食は懐かしい味ですね。

  • 飽食を時間の観点から捉えなおしているのが興味深かったです。

  • クオリアの縦横無尽の展開に、いろいろな部分が刺激されている。

    東京に行ったときに、こんな話を聞いた

    『給食代を払っているのに、
    子供たちにいただきますを言わせないでほしい。』
    という父兄の話があったという。

    『いただきます』は、日本の固有の言葉のような気がする。
    中国では、一切そのような言葉は存在しないようだ。

    『いただきます』は、
    両親への感謝、給食を作ってくれた人への感謝、
    その食材を作ってくれた農家への感謝 と、教えられていた。

    東京で話をした人の娘さんは、
    いただきますという言葉のもうひとつの意味を知ったという。
    『生きているものの生命を奪い、そして、その生命をいただく。
    生命の上に、生命が重ねられる。
    それが、いただきますということなんだ』
    といって顔を輝かせたという。

    食べるという行為は、生命を奪い取り、生命を続けることになる。

    ニンゲンは、食べるという行為をニンゲンとして生まれてから、
    延々と続けている。
    食は、常に新しいものを開発し、食べてきた
    延々とづづく人類の歴史が 食の文化を作り上げている。

    火を用いて料理することによってより食の幅を広げた。
    調味料の開発によって、より多様な食味を形成した。
    そういうニンゲンの試行錯誤のうえに、今の食文化がある。
    ある意味では、そういったニンゲンの食の歴史と文化にも
    感謝することが『いただきます』といえることかもしれない。

    食のクオリアは、もっとも深いところに存在しているのかもしれない。

  • 食事をもっと楽しんでいきたいと思いました。

  • 栄養学の視点ではなく、脳科学の視点と経験に基づくエッセイ集。
    脳科学者がなんで「食」なんだろうと思ったけど、そういや前に、茂木さんがラーメン二郎の分析をバラエティ番組で喋ってた事があったなと思い出し、味を感じるのは脳なわけで、まあ真っ当かなと思い図書館で手にしてみた。
    タイトル「食のクオリア」は内容を的確に一言であらわしていると思う。決して食べ物の味わいでもおいしさの秘密でもなく、食をクオリアとしてどう認知するかが主眼。最後の方に出てきた「食」と「食の場」の掛け算というのがわかりやすいと思った。

    「何を食べるかではなくて、誰と食べるか」という有名なフレーズを思い出す。

  • 「命の息継ぎ」

    心にとめおかなければいけませんね

  • 食べることは、命をつなぐことである。
    楽しさやおいしさは、伝わる。だから人と食べるのっておいしいんだよなーとか思う。
    私の考えたいことや知りたいことと近くて、この本に出合えてよかった。

  • 最近テレビに出まっくてる茂木さんの本。
    食に興味が強い方におすすめ。
    脳科学者の本だけど難しくなくて最後はほっこり幸せな気分になれます。

  • 20/7/29

    一緒に食べると言うことは、お互いの幸せな気分が壁を越えて行き交い、感応し、増幅するプロセス

    苺大福が発明されることによって、初めて地上に降りてきたクオリアがある。

    無記>具体的な言葉でそれを表さない

    ドーパミン>報酬の予感、期待でも放出される

    長い進化の過程で、人間の脳が現在のような形に作り上げられてきた、その痕跡も、広義の記憶を言って良い

    言葉も食も、普遍性と一回性の出会いの中に、人生の味わいを演出する

    思い出せない記憶

    味覚は成長する。

    時間の心理学>少しでも早くと行動を急ぐ傾向がある>食物が少ないときの行動様式

    ゆっくりが難しい>待つ>猿は大変苦痛

    近代以降の科学主義を、そのような世界観がまだ生まれていなかった時代の人々の精神構造に安易に当てはめてしまうと、かえって科学的な方法論から外れていってしまう。

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食のクオリアの作品紹介

食べているのは、脳なのか。異物が同化されてゆく快楽。

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