カレル・チャペック短編集

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制作 : Karel Capek  田才 益夫 
  • 青土社 (2007年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791763764

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カレル・チャペック短編集の感想・レビュー・書評

  • カレル・チャペック作品、初体験!
    チェコ文学って…あんまりピンと来る作家いないよね…有名どころって、カフカくらいじゃないです??←

    チェコ文学を語れる素養はございませんので(悲)、早速本編感想を手短に。

    頭の二、三編を読んだ時点で、邦訳が若干とっ散らかってる感がハンパなかったので(失礼)、これは途中で放棄するパターン来るかしらと思っていたら、気付けば訳者後書きまで来ていた不思議。

    「五切れのパン」、「プロメテウスの刑罰」で最後にヌケヌケと語られる人間の自分本位な身勝手さなんて、意地が悪いのに何故か読み応えは爽快(笑)だし、
    「二度のキスのあいだに」、「眩暈」で描かれる人間の情愛の不可解さは、恋愛ってむずかしーねーと常日頃から頭抱えてる女にはグサグサ刺さるんでありました(笑)。

    人間の業。
    歴史が語る皮肉。

    ヒトの可笑しみと哀しみを優しい眼差しで見つめる、カレル・チャペックの短編集です。

  • チェコの作家カレル・チャペックの短編集。
    一編一編はとても短い話ですが、その中に人間も持つ滑稽さや可笑しさが凝縮され、にやりとしてしまう作品ばかり。短いページ数でここまで面白さを詰め込める”短編の醍醐味”を垣間見ることができた。

  • 私はチャペックの『長い長いお医者さんの話』と『園芸家の1年』をこよなく愛する者だ。本書の作品の半分は「ああ、いかにもあのチャペックが書いたものだなあ。」と思われた。(にっこり。)しかるに残り半分は、あのチャペックではないチャペックが書いたものだと思われた。
    作家が多様性を持つのはいいことだろう。けれど自分が好きなのがそのうちの一面だけだとしたら、「こういうものばっかり書いてくれたら良かったのに」と思ってしまう。代表作と言われる『山椒魚戦争』や『ロボット』は、私の好きな一面だろうか?なかなか手が出せないでいる。

  • 都会的ウイットと洒落たユーモアで、人間のおかしさ・愚かさを描いたチャペックの短編集。

    難解な話にもぶち当たるが、人間の愚かさを皮肉ったユーモア溢れるセリフ回しは「おっ」と思わせてくれる。

    例えば「アルキメデスの死」では、殺されたアルキメデスの扇形の計算方法のような知識は後世に残り、アルキメデスを殺したローマ帝国は滅亡する、と言うことを、アルキメデスとローマ兵とのやり取りを皮肉っぽく描くことで表現している。

    他の作品にも思わずニヤリとさせられてしまうシーン満載である。

    この難解さは何だろうと思い、他の方の評を見て合点がいったのだが、確かに宗教色が強く、聖書をモチーフとしてるようで、その知識を汲めていないことがネックだったようだ。

    いっそ聖書を読んでみようか。

  • ここに書いてあることは、極端に面白おかしくしてはいるものの、人ならだれでも持っている愚かな部分、それをチャペックは見事に描いている。
    とても見事な短篇集。さすがはチャペックと感心させられました。

  • とても素敵だった!

    読みずらいのもあったけど、
    「二度のキスのあいだに」とか「眩暈」とか、
    「チンタマニと小鳥の絨毯」とか、
    シュールでしぶくて、好きです!

  • 今まで読んだことのないジャンルの小説だった。もっとじっくり時間をかけて考えながら読めたらよかった。でも本当に面白かった。切手コレクションを寝床で読んで泣いてしまった。だってあまりにも自分の人生の末路を見ているかのようだったから。

  • ちょっと不思議なしゃれ話を集めた、短編集。かと思いきや、ドキというかグサとくるような作品がまざってます。「二度のキスのあいだに」がとても好きです。

  •  わたしには、キリスト教色が強すぎて、

     少々なじめないものでした。

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