食べる

著者 :
  • 青土社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791765423

作品紹介・あらすじ

「食べられるもの」と「食べ物」は何がちがうの?世界を旅して、その土地の言葉も習慣も吸収してしまう驚異の文化人類学者が、これまでのすべての経験から考えた、味わい深い「食べる」をめぐる20のはなし。

感想・レビュー・書評

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  • 社会
    思索

  • 食べ物の素材、色、形、匂いだけじゃなくて、食べることにも文化が組み込まれている。だからその人のことを知りたい時には一緒に食べたくなるんだよね。

  • 食べて生きる。

  • 僕もあなたももの食う人びとであることに差異はないが、食べ物の恨みは怖いという。
    私たちの多くは牛肉をもらって喜ぶだろうが、ヒンドゥー教徒の場合はどうだろう。
    自己文化中心的な考えでコンフリクトを起こす前に、自文化を俯瞰して見るのがよいだろう。
    まずは「食べる」ものから。
    著者である西江雅之の語りも柔らかく人柄が出ている。

  • 食べられるものと食べ物。興味深い話が多くすぐ読み終わった。

  • 食べ物を定義するのは文化。
    ヒナノビールの記述あり。

  • 冒頭の「人間にとって食べものとは何か?」という問いに対して「食べることは文化である」という答えから、文化人類学者の西江さんが独特の実地にたった経験をもとに綴っていく良書。

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著者プロフィール

1937年東京生まれ。言語学・文化人類学専攻。現在、早稲田大学文学部教授。卓抜した語学の才能に恵まれ、言語調査のフィールドは世界各地に及んでいる。フィールドでは、たんに調査するのではなく、人びとの暮らしぶりに等身大のまなざしで接する経験は多くの優れたエッセイに結実している。『花のある遠景』や『異郷の景色』『東京のラクダ』などはその代表作であり、ほかに『人かサルかと問われても』という半生記がある。

「1999年 『風に運ばれた道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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