即興の解体/懐胎 演奏と演劇のアポリア

著者 :
  • 青土社
3.88
  • (4)
  • (6)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 97
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791765997

作品紹介・あらすじ

即興=インプロヴィゼーションを根源から定義し直し、最先端のパフォーミング・アーツの核心を明らかにする、究極の即興原論。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ベイリーの本以降、「即興」をマジに論じたものはなく、だからこれはとても貴重なんですけど、そのベイリーの読み直しからはじまって、大谷良英、杉本拓さんなどが引かれて、それぞれ凄いんですけど、第2部演劇編の岡田利規、平田オリザさんというのは、もうこっちはまったく知識なかったんですっかりはまってしまいそうなんですけど、結局結論は出てくるものでもなく、即興と反復を対峙させたあたりで終わってて、でも名前あげたような人たちのアイデアをカタログ的に鳥瞰できるだけでも十分貴重でやっぱり佐々木さんは支持したいものですし、わたしの研究の基本図書です

  • 問いのはじまり、或いはフリー・インプロヴィゼーションとは何か?

  • できないことなどなにもない、ことなどない、ということについて考える。たといどんなこんなに面倒でむつかしいことであっても、考えてみる、書いてみることの重要性を、読んでみることで知る、ということ。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

佐々木 敦(ささき・あつし):1964年生まれ。思考家/批評家/文筆家。音楽レーベルHEADZ主宰。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。芸術文化の諸領域で活動を展開。著書に『増補・決定版 ニッポンの音楽』(扶桑社文庫)、『未知との遭遇【完全版】』(星海社新書)、『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶應義塾大学出版会)、『ゴダール原論』(新潮社)、『ニッポンの文学』(講談社)、小説『半睡』(書肆侃侃房)ほか多数。


「2024年 『「教授」と呼ばれた男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐々木敦の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
國分 功一郎
村上 隆
高野 和明
西村 賢太
朝吹 真理子
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×