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- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791766123
感想・レビュー・書評
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量子力学では世界を記述できません。
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産業、工学で必要となる「量子力学の理論式」の話ではなく、自然の実像(著者は「世界」というが)について量子論、量子力学はどの程度をカバーしているのかということに関わるエッセイ。
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量子力学を軸としコペンハーゲン解釈以降、約100年の物理学の流れをエッセイ風に書いた1冊。
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量子力学はその萌芽期にアインシュタインのような物理学の大家に批判されつつも、ボーアを中心としたコペンハーゲン解釈により、細かい矛盾は忘れとりあえず取り扱われてきた。けれどもそうし対立する考えが再燃している、というのが大筋だろう。と思う。
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難解な数式などもあって読むのに苦労する章もある。そこを流し読みして、エッセイ的な部分を中心に読めばそれなりに内容は理解できると思う。もしかしたら高校生の時に読めていたらもう少し理解できていたかもしてない。
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キーワードはコペンハーゲン解釈、EPR、収縮、ミクロの時間対称性とマクロの時間非対称性(=エントロピー)、観測者、不確定性、ユニタリーの変動、自立系と制御系、可能性の束、など多数。