大国主の神話 出雲神話と弥生時代の祭り

著者 :
  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791766390

作品紹介・あらすじ

日本神話とくに出雲神話圏の主要神オホクニヌシの物語をてがかりに読み解かれる死と再生、豊穣儀礼、皮剥ぎの習俗、稲魂としての鳥、銅鐔の祭儀…。比較神話学の知見から弥生農耕文化への新視点を示し、様々な神話と習俗の謎を解き明かす、吉田神話学の到達点。

感想・レビュー・書評

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  • 出雲神話に関する複数の論文をまとめた一冊。比較神話学の知見から大国主の物語を読み置く。

  • 過去に読んだ吉田敦彦さんの著書と重複する内容が多かった。スクナビコナノミコトの鳥様装束の解説を銅鐸からアプローチするところは新しかった。
    説明文の文末に同じような言葉が続き、読みにくかった。

  • 出雲神話に関する複数の論文を集めたものらしい。あまり統一性のない短篇集を読んでいるみたいで、興味の方向が分散してしまい、集中できなかった。いまいち。

  • 大国主命に関する神話を通して、古代の日本人の宗教を探った本。ギリシア神話との比較を通して「母殺し」について推察しており、それが興味深かった。

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著者プロフィール

1960年、大阪府生まれ。
1988年、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。
2006年、京都大学「博士(教育学)」(論文博士)。
現在、大阪府立大学大学院教授(2022年4月より、大阪公立大学大学院現代システム科学研究科/現代システム科学域教育福祉学類所属)。

日本ホリスティック教育/ケア学会前会長。日本ユネスコ協会連盟理事。日本シュタイナー学校協会専門会員。京田辺シュタイナー学校顧問。

主な著作(単著)
『ホリスティック教育論:日本の動向と思想の地平』日本評論社。『ブーバー対話論とホリスティック教育:他者・呼びかけ・応答』勁草書房。『世界のホリスティック教育:もうひとつの持続可能な未来へ』日本評論社。『世界が変わる学び:ホリスティック/シュタイナー/オルタナティブ』ミネルヴァ書房。
(共編著)
『いのちに根ざす日本のシュタイナー教育』、『ホリスティックな気づきと学び』、『ホリスティック教育入門』、『持続可能な教育と文化:深化する環太平洋のESD』、『ホリスティック・ケア:新たなつながりの中の看護・福祉・教育』―以上、せせらぎ出版、ほか。(共著)『変容する世界と日本のオルタナティブ教育』(永田佳之編)世織書房、『ケアと人間:心理・教育・宗教』(西平直編)ミネルヴァ書房、ほか多数。

「2022年 『教育のオルタナティブ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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