生と病の哲学 生存のポリティカルエコノミー

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著者 : 小泉義之
  • 青土社 (2012年6月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791766574

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生と病の哲学 生存のポリティカルエコノミーの感想・レビュー・書評

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  • 小泉義之『生と病の哲学 生存のポリティカルエコノミー』青土社、読了。子供を残すことは動物として自然なのか?著者は子孫を再生産しゆく発想に支配と強制の巧妙な眼差しを見る。生命とは何かを考察する上で、我々を拘束する何かについて自覚的であることは欠かせない。著者の柔軟な発想が撃つ。

  • 過去に何冊か本氏の本を読んだことがあるけど、どれも過激というか発想がいつもオリジナルだなあ思う。今回は論文集なので、興味がある分野をとりあえず読んでみるという感じでパラパラと読んでみたのだけど、何を書いているのか全然わからんなーという部分(主にわたしの理解力の問題)と、何かすごいこと書いてるなーという部分’(これも同じく)があって、明確にコレって言うのは難しいけど、読んでいていろいろと考えさせられましたね。

    手法としては、生老病死に関するトピックを哲学や思想を通じて読み替えるという感じで、ドゥルーズやアレントやフーコーやデリダが生命倫理の問題系に接続されるのだけど、個人的には介護労働をアントニオ・ネグリの労働論をもとに捉え直す「余剰と余白の政治」が興味深かったですね。こういうふうに介護を語る人は福祉畑の人にはまずいないので。

  • 2012/08/05 日経書評より。
    レズビアンの思想家であるリッチが、社会の中にある「強制的異性愛」というイデオロギーの存在を指摘したという。これと同様に、著者は「強制的再生産」とも呼ぶべき、イデオロギーの存在を見いだしている。

    「人間個体のいのちは有限なのであるから、人類は子孫を再生産し、次の世代へ様々なものを引き継いでいかなければならない」

    この考え方も、社会による巧妙な「強制」であり、男女ともその支配したから脱する事によってはじめて、人間の未来に向けた哲学的思索が可能になる、と著者は指摘する。

    晩婚、晩産である私は、自己の潜在的な意識に、この強制から逃れたいというもがきがあったようにも思う。しかし、ではなぜそのもがきから間をおいて、子孫を残すことに向きあったのか、という点について、思索的決着をつけていない・・。

    哲学的思索をもたらすテーマとして、今後どこかで手にしたい本。

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生と病の哲学 生存のポリティカルエコノミーの作品紹介

生命科学、医学、社会学、経済学、そして、政治学。あらゆる知の最新の達成を渉猟し、法・政治・制度といった現実の問題を真正面から考え続けてきた哲学者が、研ぎ澄まされた言葉で「生」を描きだす。

生と病の哲学 生存のポリティカルエコノミーはこんな本です

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