犬とぼくの微妙な関係

著者 :
  • 青土社
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本棚登録 : 36
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791766833

作品紹介・あらすじ

犬に咬みつかれ、ネコ好きになったぼく。そして犬の忠誠心と勝手気ままなネコの態度の狭間で揺れ動く動物学者のぼく。いろいろな動物たちの、生きるためのロジックをもっと知りたい-。生物界は、サバイバルのための驚異と不思議が満載された大宇宙。不思議発見、日高ワールドからの興味津々のレポート。

感想・レビュー・書評

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  • 動物たちはなにを目指しているのか?何によって行動しているのか?動物行動学から見る動物たちの行動や本能についての考察。動物たちの生殖行動や生存競争を生き抜くための進化について、細かく解説されていておもしろかった。
    読んだ後、やはり人間は異質な生物になりつつあるのかと思う。野生の動物にボケはないし、自分の遺伝子を残すために必死に求愛行動を取るが、人間はボケるし子をもつことを拒否する人もいる。いろいろ考えさせられるデータでもあった。

    生き物は遺伝子を残すために行動している、という考え方も納得。リチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」も合わせて読んでみたいところ。

  • いきものたちはすべて地味にすごい。蝶はなぜヒラヒラとぶか。母性は幻想か。遺伝子は利己的か。
    青土社がどんどん日高先生の本を刊行してくれてうれしい限り。まだまだ出る?

  • 生きるため、繁殖し遺伝子を残すための動物行動学を、わかりやすく説明してくれる本。面白いのだけど、内容が何度も重複し途中で飽きてしまった。

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著者プロフィール

総合地球環境学研究所 所長

「2007年 『アフリカ昆虫学への招待』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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