精神病院体制の終わり -認知症の時代に-

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  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (433ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791768882

感想・レビュー・書評

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  • 独特の文体で,あっちこっちに寄り道するため,時々,だからどうしたと言いたくなるけれど,丁寧に調べ抜かれて書かれていることは確か.繊細に考え抜かれているが故に,あっちこっちに行くんだろうと思う.ちょうど,精神科病院について調べていたので,読ませてもらう.

  • 精神病院が病床利用率の低下を認知症で置き換えることの問題点を様々な立場から論じているが、脚注なども多く、少し読みにくい。著者の言う精神病院の問題点はいわゆる「造反側」からの意見が中心と思われる記述が中心なので、客観的にどうなのかと考えてしまうところはある。

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著者プロフィール

立岩 真也(たていわ・しんや):1960年生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。社会学専攻。著書に『私的所有論 第2版』(生活書院)、『弱くある自由へ――自己決定・介護・生死の技術』『造反有理――精神医療現代史へ』『精神病院体制の終わり――認知症の時代に』(以上、青土社)、『介助の仕事――街で暮らす/を支える』(筑摩書房)、『自由の平等』(岩波書店)、『自閉症連続体の時代』(みすず書房)、『人間の条件――そんなものない』(新曜社)など。共著に『ベーシックインカム――分配する最小国家の可能性』『税を直す』『差異と平等――障害とケア/有償と無償』『相模原障害者殺傷事件――優生思想とヘイトクライム』(以上、青土社)、『生の技法――家と施設を出て暮らす障害者の社会学』(生活書院)ほか多数。

「2022年 『人命の特別を言わず/言う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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