ダーシェンカ 愛蔵版

  • 青土社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (134ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791768998

感想・レビュー・書評

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  • クリスマスにもらった本

    犬ブームがきてたわたしにとって、心くすぐる一冊だったーー
    愛らしい~

    チャペックさんの言葉も飾り気のないものでよかったな

  • 犬を飼いたくなる本。

    犬に聞かせる犬についての御伽話という体で犬についての薀蓄を語るというのは面白い形だ。

    イラストも上手。

    --

    読了から、ちょうど一年後、とうとう犬を飼いはじめた。
    覚悟もいるが、新しいことをはじめるというのは楽しみ。
    また違う気持ちで、本書を読めるのも楽しみだ。

  • ダイジェストから始まって、3社目で決定版の愛蔵版に成長するようです。。。

    青土社
    http://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791768998

  • 箱根本箱で出会いました。ちょうどほぼ日手帳カバーもダーシェンカにしたタイミングだったので、開いてみました。
    カレル・チャペックの、ダーシェンカを見る目が穏やかで楽しいです。赤ちゃんの観察記録のようでした。おとぎ話を語って聞かせるのも、それがダーシェンカの動きで中断したので結論はなし、となるのもなんだか愉快でした。
    こんなふうに子どもを見る目を持てたらなぁ、と思いました。

  • 「園芸家十二ヶ月」などで有名なチェコの国民的な作家、カレル・チャペックによる愛犬記です。
    この本には、ワイヤーヘアード・フォックステリアの小犬、ダーシェンカの成長の様子や彼女のために作った8つのお話の他に、写真にまつわるエッセイとアルバムが収められています。
    写真やイラストも全てチャペック自身の手によるもので、その一つひとつに小犬への深い愛情が溢れています。
    ダーシェンカの成長を記した章では、小さな命が誕生し成長していくことの不思議さや大変さ、そしてそれを守り育てる母犬の母性愛の尊さが、温かな目線でとらえられており、心に残ります。
    8つのお話はどれも粒ぞろいですし、アルバムを眺めるだけでも楽しめると思います。
    大人から子どもまで、色々な方に読んでみていただきたい本です。

    ペンネーム イカ☆リング

  • 著者は「ロボット」という概念の創始者として名高いカレル・チャペック。本書は犬の本としては有名で、前から名前だけ知っていた。
    丸っこい挿絵も本人が書いているらしい。

    目も開いていない子犬が、ずりずり這いまわりだし、水を飲んだり、おすわりができるようになる過程。著者は興味深く眺めているが、手を出したり、撫で回したりはしない。「お話」をしてやるくらい。距離感がなかなかいいな。

    ダーシェンカは子犬のうちにどこかにもらわれていったらしい。犬との付き合いの話はだいたい最後に犬が死んでしまうが(寿命が違うからしかたがないが)、ダーシェンカは死なない。それが長く読み継がれた理由のひとつかもしれない、とふと思った。

  • 子犬とはどんな生き物かがよくわかる。そしてフォックステリアに対する作者の愛も。イラストもかわいらしくて見ているだけでも楽しい。

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著者プロフィール

一八九〇年、東ボヘミア(現在のチェコ)の小さな町マレー・スヴァトニョヴィツェで生まれる。十五歳頃から散文や詩の創作を発表し、プラハのカレル大学で哲学を学ぶ。一九二一年、「人民新聞」に入社。チェコ「第一共和国」時代の文壇・言論界で活躍した。著書に『ロボット』『山椒魚戦争』『ダーシェンカ』など多数。三八年、プラハで死去。兄ヨゼフは特異な画家・詩人として知られ、カレルの生涯の協力者であった。

「2020年 『ロボット RUR』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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