思春期病棟の少女たち

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制作 : Susanna Kaysen  吉田 利子 
  • 草思社 (1994年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794205568

思春期病棟の少女たちの感想・レビュー・書評

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  • 映画「17歳のカルテ」がとても鮮烈だったので原作を手に取りました。
    著者のスザンナの自伝で、こちらも映画同様10代の女の子の繊細な心が淡々と、だけどみずみずしく描かれています。

    彼女の病名は境界性人格障害ですが、性的逸脱、といったような症状が挙げられます。
    でも彼女は、私が男だったら何人の女の子と寝たら逸脱してるって言われるんだろう?と素直な疑問を感じています。
    異常と正常の境界ってすごく曖昧。
    だけどスザンナはなんとなく危うく不思議な感受性を持っていて、こんな風に作家になったりアーティストになる人が精神科にかかると、何かしらの病名を付けられてしまったりするのかしら?なんて思いました。

  • 繊細すぎるのか、それとも精神異常なのか?というような話。思春期の、まだ何者にもなっていない女の子というのは不安定なものだと思う。専門的立場から書かれていないからか、なんとなくぼやんとしていて何が言いたいのかよく分からない。

  • 著者:米国人 舞台:米国 時代:現代 視点:女
    自伝、精神病棟、人格障害、自殺
    原題は『Girl, Interrupted』

    のちに境界性人格障害と診断された著者が、自らの過去――18歳の時の薬の過剰摂取とそれによる精神病棟への入院、そこでの他の患者・精神科医とのやりとり、入退院の前後の出来事など――を綴った回想録。

  • 映画「17歳のカルテ」の原作本。正常と異常の境界線って曖昧。何を基準にしてるのかな。

  • 映画はみていない。見てた人ならすんなりわかるのかな?
    どうも自分の現実から離れすぎてて想像がしにくかった。

    でも一番感じたのは、彼女たちのすべてを理解してあげなくてもいいから
    少しだけでも彼女たちが置かれている環境を想像してみることが大切なのかなとも思った。
    心理学の観点からすればいいのか悪いのかわからないが・・・

  • 映画「17歳のカルテ」の原作。ノンフィクション。
    「境界性人格障害」と診断され2年間の入院生活。
    原作のようなストーリー性はなく、時間軸も前後、思ったままをポツポツかいているようで散文的。
    著者の内面はあまり書かれていない。

    1960年代の精神病院、10代の女の子たちが、病院内で普通に煙草を吸っていることに新鮮な驚き。

  • 映画17歳のカルテの原作
    映画も 好きだけど
    本もいい

  • 「17歳のカルテ」に原作があると聞かされて読んでみた。映画よりこっちのラストの方が前向きで好きだな。

  • 大好きなアンジェリーナ・ジョリーがアカデミー最優秀助演女優賞(?)とった映画の原作。
    学部時代異常心理学の授業でDVD観たなー。
    ノンフィクションなのがいい。
    際物揃いで閉鎖病棟は閉鎖病棟で中で生きていくには大変なんだろうな。やっぱりお局とか人間関係とか複雑そう。

  • 18歳で精神病院に入れられた著者が、同年代の少女ばかりいた病棟での日々を回想した作品。「思春期病棟」っていう邦題が素晴らしい。
    読んでいてはっとする。狂っているのだけど、「こちら側」に戻ってきた著者の人間らしい言葉で語られると、分かるなあ、という気持ちになる。

    「どうして自殺してしまわないの、という何ヶ月も前からつきまとっていた疑問。死んでしまえばレポートを書かなくてすむ。それに、この疑問と取り組まなくてもよくなる。この疑問と取り組むのに疲れ果てていた。この疑問は一度取りつくと、どうしても離れてくれない。自殺しようか、やめようか、という疑問と取り組むのにほとほと疲れ、それだけの理由で自殺したひとがおおぜいいると思う。」

    「ほんとうのことを言えば、自殺したがっているのは、わたしのなかのごく一部だけだった。」

    これは回顧録で、エッセイで、小説ではないんだけど、物語の言葉遣いで書かれているように思う。はっとするのは、内容にだけではなくて、その中にいた人だから書けたのかもしれない表現の言葉にだった。
    いい本読めました。

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