ヒトはいつから人間になったか (サイエンス・マスターズ)

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制作 : Richard Leakey  馬場 悠男 
  • 草思社 (1996年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794206831

ヒトはいつから人間になったか (サイエンス・マスターズ)の感想・レビュー・書評

  • [ 内容 ]
    動物としてのヒトが人間になりかかったとき、なにが起こっていたのだろう。
    ヒトはいつから独自の「人間らしさ」を獲得していったのか。
    二足歩行から、脳の増大、そして言語生活や芸術活動まで、それぞれの進化の過程にそれぞれのストーリーがある。
    古人類学の第一人者が骨からたどる人類のルーツ。

    [ 目次 ]
    1 最初の人類
    2 複雑な家系図
    3 脳と骨盤のパラドックス
    4 ヒトは高貴なハンターか?
    5 現生人類の出現
    6 芸術という伝達手段
    7 言語という伝達手段
    8 精神が生まれる

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 【人類出現にまつわる仮説について】
    ・当時の世相が反映されている
    ex.)
    ・ヴィクトリア時代→石武器にみられる創意工夫が、技術・二足歩行・脳の増大という進化のセットをもたらしたとする考え。
    =人生は戦い、進歩は独創と努力によって達成されるという当時の通念を反映
    ・エドワード7世→脳と高い思考力が現代人をつくった
    =脳の拡大>二足歩行
    ・1940年代→「道具製作者としての人間」
    =技術の魔力にがんじがらめにされていたころ
    ・WWⅡ→仲間に暴力を奮う、「殺し屋類人猿としての人間」
    =戦争に対する説明(弁解)
    ・1960年代→「ハンターとしての人間」
    =性別役割分業

    【二足歩行が人間をつくった】
    ・二足歩行という■適応習性■に進化上の多くの可能性が秘められていた
    ・手が自由になる→使い勝手の良い道具となった
    ・生物学的にも、人類と類人猿の違いとして二足歩行というのは決定的な点である
    ・最初に二本足で歩いた人類はわれわれと違っていたが、二足歩行に適応しなければ、われわれのように賢くはならなかった

    【ヒトは高貴なハンターか?】
    ・狩猟説による人間の暴力性の弁解
    ・でも、本当は腐食動物(スカベンジャー)だったのかも説。一般に想像されるご先祖様の姿と違う…

    【芸術】
    ・3万5000年前のヨーロッパの壁画→われわれと同じ精神世界が表現されている(らしい)
    ・アフリカで発見された壁画は、当初現代人のものと思われていた→西欧中心主義の影響
    ・自然や風景、動物など、具体的風景は描かれていない、抽象的・記号的な絵画が散見される。ウマやバイソンを心におさめる一方で、トナカイやライチョウのほうは胃袋におさめていた。
    →古代人には何が見えていたのか?シャーマン?
    ・「意味を解釈することには文化の障壁がついてまわる」→一見わけがわからないものも、文化によって記号的な意味をもつ(例えば、キリスト教であれば「杖を持って子羊のそばに立つ男」の絵柄は意味深い)

    【言語】
    ・言語→自然界に新たな世界をつくりだした
    文化=内省的な意識の世界+他者とつくり共有する世界
    ・言語こそが、直接体験という監獄を打ちこわし、時間や空間に縛られない無限の自由へと人間を解き放った
    ・道具製作者としての人間<社会的動物としての人間
    社会性こそが進化の原因であり、言語は副産物?
    ・要保護期間を引き伸ばし、発育よりも言語的発達や社会性涵養を優先した人類の発達過程がその証拠?
    ・抽象概念の存在を可能にしているのは言語であり、もっと厳密にいえば記号による表現である
    ・言語という媒体がもたらす急激な変化→いつからヒトは言語を使うようになったのか?そこから現代までの急激な知能向上のカギはここにある?

  • 本棚が見たいから。
    未読

    622夜

  • 二足歩行、精神、言語などの人間的な特徴がいつ、どのようにして起源したのかについての解説。はっきり言ってしまえばわからないことばかりなのだが、それでも今の証拠でどこまで言えるのかが論じられている。しかしさまざまな説を並べるだけでなく、著者自身の考えも大胆に述べられている。面白い。

  • 今の人類はいつから今のような姿になったのか初心者にもわかりやすく書かれている。

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