今日からちょとワイン通

著者 :
  • 草思社
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本棚登録 : 39
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794207920

感想・レビュー・書評

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  • ワインは知識を楽しむものではなく、味を楽しむもの。本質を忘れるなと。あ、美味しんぼを批判してたよ。


    久しぶりにつまらない本を読んだ。まぁ古い本だからな、もう知っていることも多かったし。あと文体が気に喰わない。きっと面白い人なんだというのはわかるが、こういう文体は中学生までだよな。子供っぽい人がワインについて書いても、説得力薄くなる。


    _____
    p6 知識の使い方は二種類
     「知識に囚われる」か「知識で自由になる」かの二つだ。
     日本人のワイン好き多くはその知識に囚われて、正しいとされること以外は認めないという偏屈になってしまう。そうすると、正しくない「正しい知識」に囚われる危険性があるのに、めくらになってしまう。

     この考え方は大事だな。古来から格式を大事にしてきた日本人だから陥る失敗だけど、格式を大事にすることと、固執することの違いはそろそろ気づいていい。

    p13 食前酒
     食前酒は胃の働きを活発にして、食事をより楽しめるようにするものだ。
     とはいえ、こんなの食いしん坊が出来るだけたくさん美味しいものを食べられるようにする裏ワザみたいなものだから、別に崇高な格式だと思わないほうが良い。
     甘いポートワインを食前酒で飲むのは邪道とか、囚われてはいけない。

    p101 ワイン造り
     ブドウは潰さない。ブドウの房をタルに入れ、自然の重みで出てきた果汁を、タルの上から再び注いで、房の抗菌を保つ。これを繰り返して果汁を出して、これを発酵させる。
     というやり方のシャトーもあるし、そうでないシャトーもある。醸造所で千差万別である。だから、ヘンにこだわった知識を持っていると、知ったかぶりになる。実際なんでもオッケーなの。ww

    _____

     本当のワインの知識は、自分でたくさん飲んで、どんな味がするか、どんな料理に合うのか、実戦あるのみだお。

  • 僕の親友に阿部ちゃんという人物がいる。
    そんな本。
    面白くて楽しくて読みやすい。
    サクッとストレートな言い切るところがいい。

  • 薀蓄とちょっとの批評。考えていたものが覆されたり、そういう考えもあるのかと驚かされたり。視野が広がる一冊。

    ソムリエを目指す人は読まない方がいいかもしれない。でも酒販、酒造メーカーの人にはぜひ読んでいただきたい。

  • ロンドンではスーパーでもワイン売り場が大充実していて何が何やらなのです。ちょっと試しにこんな本を読んでみました。でもまあ結局相変わらず値段とラベルデザインで選んでしまうのでありました

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