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- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794208224
作品紹介・あらすじ
病にたおれ、病床から生命科学の本を書き続けて十余年、著者はつねに、眼前に迫る死を見つめながら生と死の意味を問うてきた。いま、未来へ残すべき言葉を、これまであえて語らなかった心の奥底の思いを、あと一つ、あと一言と書きつづる-。一線の研究者であったころ、幼い娘にいのちの意味を教えられた「脳細胞の悲しみ」、飼い犬の死に看取りのあり方を考え直す「実生の椿」、患者を無力な存在におとしめてきた医療のあり方を問う「科学信仰の罪と罰」など、科学者ならではの透徹した視線と生命へのあたたかな眼差しに満ちたエッセイの数々。凛とした文章が冴える著者渾身の、そして最後の随想集。
感想・レビュー・書評
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これが最後の著作となる。といつも思っていたようだ。生のまっただ中にいながら死を意識し、死の中に生を探し続けた。
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病床の作家・女性科学者 柳澤 桂子
その身近で起きてきた、
生と死にまつわるエッセイ。
生活のすぐそばに、生と死はある。
そのことをとても優しげな視点と語り口で教えてくれる。
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