ロケットボーイズ〈下〉

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制作 : Homer H.Jr. Hickam  武者 圭子 
  • 草思社 (2000年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794209450

ロケットボーイズ〈下〉の感想・レビュー・書評

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  • ノズル、『誘導弾ミサイル設計の原理』、「やらなければいけないんだ」、科学フェアに勝つ、炭坑の落盤事故、新燃料「亜鉛ウイスキー燃料」、1マイル超え、「60メートル飛ぶように設計して、きっかり60メートル飛べばそれは理想のロケットだ」、科学フェアの全国大会へ進出、ケープ・コールウッド凱旋打ち上げ…サニーは21年後NASAの技術者になる、NASAを退職直前に科学フェアの優勝メダルとロケットのノズルをスペースシャトル・コロンビア号に乗せ宇宙へ行った、BCMAのロケットが宇宙に行ったのだ。

  • 少年達の夢はいつしか町全体の夢となり、大きな希望をもたらしていく。

    コールウッド初の快挙となる科学フェア全国大会優勝を手にした主人公たち。

    ロケットは少年達の努力と情熱のだけで飛んだのではない。町の人々の応援があってこそのことのだったのだ。

    ロケットを通じて、様々な協力者に出会い、町が一つになっていく様や、よき指導者や母の支え、確執がある父との関係など。この物語には様々ななドラマがある。
    読んでいてワクワクして感動できる素晴らしいものとったと思う。

  • アメリカの田舎の高校生が、仲間とともにロケットを打ち上げるべく、独学と様々な試行錯誤を経て、ロケット開発という夢にのめりこみ、青年としても成長していく実話をベースにした物語。

    抜群に面白い。本当に入り込みます。
    下巻ではロケット開発がより佳境に入る一方、主人公サニーの周囲でも様々な変化が起きてくる。
    それらを通じ、同じロケットボーイズの仲間も、彼自身も、成長を遂げます。

    「NO Gain, No Pain」を強く実感させるような話が多く、本当にこれが実話ベースなんだな、と思いました。事実は小説より奇なり、ですね。
    読んでいて本当にワクワクするし、仲間とともに夢を追いかけるっていいな、と思います。1950年代が舞台ですが、今でもまったく新鮮さが衰えません。
    炭鉱の街の冷たさも温かさも伝わってきます。そこに生きた、主人公の父親とのエピソード、母親とのエピソードも、共感できるストーリーでした。

    前から本の名前は知っていたんだから、もっと早く読むべきでしたが、多くの中学生高校生に読んでほしいなと思います。

  • ロケットを作っていく。技術的な問題もさることながら人との関わりでも多くの難関がある。それでも、諦めず努力し結果を出し切った主人公たち。
    夢を追うことの大切さや大変さ、意志を持って学ぶことの意義を強く教えてくれる本でした。

    「わたしはあなたにその本をあげるだけ。なかに書いてあることを学ぶ勇気は、あなたがもたなければならないのよ。」(P45)
    「でも、きみにもぼくにもわかっている。仲間たちにも。きみがびびらなければ、本当はなにができるかってことが。つまり、ぼくらは理想のロケットをつくれるんだよ。」(P193)

  • ただ、ロケットに夢見る少年の話かと思えば、背景が滅びゆく炭鉱の街でその二つの世界に葛藤する主人公とその父の姿

  • 炭鉱に暮らす冴えない高校生が主人公。彼はソ連のスプートニクの打ち上げをテレビで観て、自分もロケットを打ち上げたいと夢見る。
    親友たち、そして変わり者としてみんなに敬遠されていたクラスメートを仲間に引き入れ、独学でロケットを造り始める…

    とても爽やかな青春ストーリーであり、著者の自伝。これほどのドラマが、ノンフィクションだというのだから驚きだ。

    テーマは一見『ロケット造りに熱中した青春時代』のようだが、著者の本当に描きたかったのはそれだけではないのではないか。著者の暮らしていた炭鉱の町、コールウッドはもう存在しない。そして、コールウッドで生涯を捧げて働いた著者の父も亡くなっている。

    世界中で相次いで炭鉱が姿を消し、その存在も遠い過去のものとして忘れられていく。著者はそれに耐えられなかったのではないか。自分が育ち、夢のために奔走し、町の人に応援され、そして父と対立したコールウッドが、その記憶が歴史の中に埋もれ忘れ去られるのが我慢ならなかったのではないか。

    著者は自分のルーツである町や人々、そしてそこで夢を追った素晴らしい日々を、人々に忘れてほしくなかったのだろう。

  • ロケット作りで実績をあげていく著者が、徐々に周囲の人々の支援を得だす。
    たびたび命を危険にさらしているように見えるのだけれど、その危険な挑戦を許す周囲の人々がとても寛容だと思った。
    専門的な知識の裏づけを得て、よりレベルの高いロケットを作ろうとする姿が好感触。

  • 「素晴らしい!!!」の一言に尽きます。
    スプートニクに刺激を受けた田舎の炭鉱町の高校生が、友達とロケットを作り始め、ついには科学フェア全国大会で優勝するに至ります。
    より高くロケットを飛ばすために自学自習し、学んだことを実践に役立てていく少年たちも素晴らしいですが、なによりも、そんな彼らをそれとなく支える町の大人たちが素敵です。多少脚色があるにせよ、全部実話なのが良いですね。
    「自学=自ら学ぶ」ということはどういうことなのか、是非この本を読んで、全国の中高生諸君に知ってほしいと思います。

  • まちと人と少年と親子と先生と時代と夢

  • アメリカの炭鉱町で、ロケット作りに夢中になる少年たちの物語。主人公の母親の造形がよい。少年たちを見守る町の人々の温かさ、父親との確執。

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ロケットボーイズ〈下〉の作品紹介

寝る間も惜しんで一心に打ち込むロケットボーイズたちの姿に、やがてひとり、ふたりと協力者が現れる。炭鉱事故が相次ぎ、労使は対立、炭鉱産業が斜陽を迎え、沈鬱な雰囲気に包まれた町で、かれらのロケットは人々に新たな希望を与えたのだ。だが父は相変わらず炭鉱一筋で、見向きもしない。ぼくの手でロケットをつくりあげて、父に認めさせてみせる!決意を胸に、完成したロケットを手にして、かれは科学フェアに参加した。父と子の深い溝ははたして埋められるのか…。NASAの元エンジニアが、宇宙を夢見た青春時代を綴り、夢を追い求めることの大切さを思い出させてくれる、さわやかな自伝。

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