ディリー、砂漠に帰る

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制作 : 武者 圭子 
  • 草思社 (2003年11月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794212603

ディリー、砂漠に帰るの感想・レビュー・書評

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  • 前作を読んでいないので、ワリスの詳しい生い立ちは
    知らないのですが、ソマリアの遊牧民の娘として生まれた
    ワリスは、ある日家畜と交換という条件で
    初老の男性の妻になる様、父に言われ抵抗した
    ワリスは砂漠を逃げ、親戚を頼り最後には
    スーパモデルとなり脚光を浴びる。

    FGMの活動や近代的なアメリカでの生活に疲れた
    ワリスは、兄と共に故郷に帰る。
    20年ぶりという長い時間のたった帰郷にも関わらず
    ソマリアは、ワリスが国を出た時から何も変わってなく
    女性だからという理由で、我慢や辛いことを強いられていることを知る。

    ワリスは、両親たちが信じ続けているしきたりをとは
    反対の生活をしている国に生活で送っているが
    近代文明に染まらず、子育ても母のしていた様に
    息子にミルクを与えたり、排泄をさせる。
    ソマリアの誇りを捨てずいるワリスは、その一方
    ソマリアの、不衛生な暮らしや進まない医療に
    強く心を痛めた。

  • 『砂漠の女ディリー』の続編。20年ぶりに故郷ソマリアに帰る。ニューヨークで買った手鏡を母にプレゼントしたシーンが印象的でした。物質的なものに恵まれているだけが幸せではないということに気づかされます。外見ではないよね。

  • 「砂漠の女ディリー」の続き? ややかぶってる部分もありつつ。 13歳で祖国から逃げでて、トップモデルとなり、20年ぶりに家族を訪ねる。

  • 割礼
    今でもこんな残酷なことがなされているのかと、ビックリします。
    この開放のために、生まれてきた人じゃないかしら

  • 人は生まれてくる国、場所を自分で選ぶことはできない。その人にふさわしい場所に人間は生まれてくる。。とも聞くけれど、本当のところ どうなのだろうか?

    そして このアフリカのソマリアで生まれたワリス・ディリーは、どうだったのだろうか?彼女は、父親が決めた老人との不当な結婚から逃げ出し、単身でロンドン、NYに渡り、一躍スーパー・モデルになった女性。

    彼女の書いた自伝『ディリー、砂漠に帰る』(草思社)を読んだ。初めて書いた自叙伝『砂漠の女ディリー』の続編。『砂漠に帰る』ではトップ・モデルに登りつめた後 母となった彼女が西洋の生活に疲れ、故郷を旅する過程が描かれている。

    ワリスは、モデルの他に国連特別大使としてFGM(女性性器切除=女子割礼)廃絶を訴える仕事もしている。何年か前に見たNHK番組『未来への教室』の先生をつとめた彼女はとても知的なイメージが印象的で美しく素敵な女性だった。

    トップ・モデルになった今でも彼女は、生まれた国を心から愛していて、西洋社会に毒されては決していない。そこが特にすごいなぁと思う。だって、西洋ばかりがいいってわけではないからね。とても賢く意志が強い女性のようだ。子供の頃から、ソマリアの女性蔑視のような古いしきたりや風習に疑問を持ち、それを今でも持ち続け、自分の意見を曲げない。

    まだまだ、地球の上では、現在でもどう見てもおかしな風習をもって生活している国はある。その中でも性差別、民族的差別などはおかしい。ワリスは、それを世界に知らしめていく役目を持った、誇り高きアフリカ女性なのだ。

  • 前回以上に「1人の女性としてのディリー」を感じることができる『砂漠の女ディリー』続編です。ソマリアでの生活描写はとてもリアルで疑似体験したかのような感覚が味わえます。家族とは..自分にとっての幸せとは..等、改めて考えるよい機会を与えてもらった気がします。

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ディリー、砂漠に帰るはこんな本です

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