一行力

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著者 : 岩永嘉弘
  • 草思社 (2004年4月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794213006

一行力の感想・レビュー・書評

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    一行力

  • 心に残る一行で 浮き出す あなたの人生録

    第一線のコピーライター岩永嘉弘を唸らせた名キャッチコピーの数々を紹介し、
    後半ではキャッチコピーの簡単なノウハウ、ものごとを凝縮するコツを紹介。
    鍛えるべし、一行力。

    早速、キャッチコピー、ネーミングを作ってみました。
    平和― 自分がやられて嫌なことは 他人にやってはいけません
    十八歳の男― 只今 もののふ 見習い中 / 子供以上 大人未満
    下駄― 花火履き / 夏履き
    非常口の男― 出口太郎

    これでいいのだ

  • 【再読】 済

    ・・・・・・

  • 一行には、言霊が宿っている。
    一行は煽り。
    一行は世界を変える。
    一行は生活を変える。
    一行は私にこだまする。

    オタンチン、パレオロガス
    だいせんじがけだらなよさ
    わかっちゃいるけどやめられない
    アカルサハ、ホロビノ姿デアラウカ
    胸騒ぎの腰つき
    美しい顔よりも嘘が見事也
    今日からは一人のためにする化粧
    人魂もならんでとべはにくらしい


    本歌どりの文化。

    1伝えたいことを全部書き出す
    2訴求ポイントを整理する
    3キーワードを探す
    4一行に凝実させる

    1自慢する
    2褒める
    3問う
    4比喩
    5反語
    6遊ぶ
    7脅かす
    8開き直る
    9ナンセンス

  • これで一行力がつく、というよりは、コラムとして面白いです。どこかの連載コラムをまとめたものなのかと思ったくらいです。
    おもしろい例が数多く挙げられており、「おお、こんな面白いことを言った人がいるのか」と、この本を起点にいろいろ読み広げていきたくなるような本でした。

  • あの有名な一行にはこんな背景があったのか。恋を、政治を、経済を、時には戦争をも左右した古今のパンチあるフレーズを渉猟し、すぐ役立つ一行力の鍛錬法を伝授

  • 商品広告の話がメインですが、普通の文章にも参考になりました。
    ぜひともこれを活かして、会心の一行をひねり出し、うならせたい。……壮大な夢です。

  • ネーミングの第一人者として活躍されている筆者が
    キャッチコピーから俳句まで、新旧問わず一行におさまる
    フレーズを紹介しています。

    読み進んでいくと、「知ってる、知ってる!」といったものが多く、
    改めてそのフレーズの浸透率に驚かされます。

    一行のよいところ。
    それは、みんなの意識を統一しやすいというところにあります。
    長々とした文章では理解するのが難しくなるし、
    ましてや、覚えるのが大変です。

    そんなとき、ぎゅぎゅっと短いフレーズに凝縮すると
    理解しやすく、覚えやすい。
    ひいては合い言葉として指標になりやすい。

    この例として、挙げているのが

    リメンバー・パールハーバー

    ご存知のように、多くのアメリカ人の戦意を奮い立たせた一言です。

    これを
    「日本は満州を侵略しており、国際連盟も脱退し、さらにアジア全域を
    その手中に収めようとしている。そして中国、アジアの民衆のみならず、
    日本の国内では軍国主義の支配によって、多くの国民が塗炭の苦しみ
    を味わわされている。いまこそアメリカは世界の平和と民主主義のために
    日本軍国主義を粉砕しなければならない(本文抜粋)」
    などと書くと、要点がわかりにくくなり、途中で思考するのをやめてしまう
    人もいるかもしれません。

    それをたった一言、
    「真珠湾を忘れるな」
    と表現したルーズベルトは指導者として非常に優れていたといえます。


    一行力のよいところをもう一つ。
    短いだけに記憶に残りやすいところです。

    くしゃみ三回、ルル三錠

    このフレーズの優れているところは、いうまでもなく
    商品特長がわかりやすく盛り込まれているところでしょう。
    単純明快なこのコピーは、一度聞いたら記憶の片隅におかれ、
    くしゃみをしたときに思い出すそんな威力を持っています。

    一行力ではありませんが、音楽もいつの間にやら記憶に刷り込まれる
    力があります。

    ♬チェルシーはママの味♬

    ♬アクロンなら毛糸洗いに自信が持てます♬

    どちらもCMでみたはずなのに映像は覚えていない。
    でもメロディはきちんと頭に残っており、「アクロン=毛糸洗い」という
    イメージまで刷り込まれています。

    余談ですが、深井さんからアクロンはオシャレ着洗いにも使えると
    お聞きしましたが、一度刷り込まれた「アクロン=毛糸洗い」という
    固定観念は払拭できず、やはり「♬ホームクリーニング エマール♬」
    を使用してしまいます。

    一行力は文芸としても親しまれました。
    言わずとしれた俳句です。
    五・七・五の音節からなる世界最短の詩。
    短い言葉に想いを込めるところに、面白さがあります。

    以前新入生向けのカリキュラムに参加させてもらった際、
    「『さるかに合戦』を200字(400字?)でまとめる」というものがありました。
    決められた字数の中でいかに内容を抜けもれなく伝えられるか。
    非常に面白い経験でした。

    一行とはいわずとも、相手に想いを伝えるためには
    短いインパクトのある言葉に凝縮するのは効果的です。


    本の最後に「鍛えるべし、一行力」と題し
    一行力を磨く方法が紹介されています。

    1.伝えたいことを全部書き出してみる
    2.訴求ポイントを整理する
    3.キーワードを探す
    4.一行に結実させる
    必要要素は何か。
    書き出すことで整理され、優先順位がつけられます。
    また、書き出した言葉から新たなフレーズが生まれます。
    出てきたものの中から訴求ポイントを整理する
    整理した上で、キーワードになりうるものを探し出す。
    キーワードを足したり掛け合わせたり、引いたり割ったりして
    一行に仕上げていく。

    これは必ずしも一行を創るためだけでなく、
    仕事を進める上でも多いに役立つ考え方だと思います。

    今問題となっているのは何か。書き出して可視化する。
    客観的にみて、課題解決の優先順位をつけていく。
    外せないポイントを見つける。
    そのポイントを練り込んでいく。

    日頃みなさんが行っていることだと思いますが、改めて
    この過程を意識しながら仕事を進めると頭の中がスッキリする
    のではないかと思います。

    新旧問わず「うまいなぁ」と思う一行が集結しており、
    短時間で読めるのでぜひご一読ください。


    蛇足ですが、本文中で映画のタイトルについても触れてあります。

    勝手にしやがれ
    大人は判ってくれない

    優れた邦題は時に、想像力をかき立てます。
    しかし今は、英語をそのまま使うタイトルが多くなっており、
    カタカナのタイトルはなんとなく味気なく感じてしまいます。
    どちらがよいとは言えないけれど、勝手に自分で邦題をつけて
    しまうのも面白いのかもしれないと思います。

  • キャッチフレーズの作り方
     
     1 伝えたいことを全部書き出してみる

     2 訴求ポイントを整理する

     3 キーワードを探す
     
     4 一行に結実させる

  • 一行力が私も欲しいです。<br>
    「言いたいこと」と「伝えたい相手」を充分考慮して、きちんと考えることが大切ですね。精進します。

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