頑固な羊の動かし方: 1人でも部下を持ったら読む本

  • 草思社
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794214379

感想・レビュー・書評

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  • 物語になっていて読みやすかった。
    自分の尊敬する上司、リーダー像をまさに言語化していて、実践すべきことが具体的にわかった気がする。
    部下を持ったタイミングなので、ふわっとしていたどうすべきかを改めて認識する良い機会になった。

  • サラッと読めるのに、すごく深いことが書いてある。

    今年から社会人2年目で、後輩も入ってくるので、その前に何かマネジメントの本を読んでおきたいと思い、読みました。

    各章最後のページに、大切なことがまとめてあるので、そこだけ目を通してもいいと思う!
    けど、物語形式で面白いから、最初から読むことをおすすめします!

  • 今後2〜3年で経営を義父から引き継ぐため、マネジメントの参考になればと読了。
    部下=羊、自分=上司=羊飼いとして、例え話でどのように部下と接するべきかを教えてくれる。

    一言で内容をまとめると、「自分に厳しく、人にもまあまあ厳しく」といった感じの印象。

    自分が学んだポイントは以下の点。
    ・一人一人に目を向けること(興味を持って接する)
    ・常に相手を思いやり、自分の価値観を伝え、信頼関係を築く
    ・仕事は定期的にローテーションさせる
    ・情報は隠さず伝えて、問題はすぐに対処する
    ・明確な目標を定め、自由を与えながらもそっと導く
    ・部下が非難されそうになったら、自らが矢面に立つ

    上記を三つにまとめると、①リーダーは目標を定めて、自ら率先して目標に向けて動く。②部下は一人の人間として接して、信頼関係を築いた上で、仕事を任せる。③ダメなことは毅然とした態度でノーを伝える。

    これらを意識して、経営に携わっていきたいと思いました。部下を始めて持つ人で、どう接するといいのか悩んでいる人には参考になる本ではないかなと思います。

  • 武田和久著「できる人が絶対やらない部下の動かし方」で引用されていたので購入。

    マネージャーとしてのチーム運営を、羊をまとめる羊飼いの知恵になぞらえて読み解く。羊という、個々は弱く、間違った行動もしてしまう難しい集団を、羊飼いはどのように束ねているか。
    1人ひとりに目を向けること、部下が安心できる場をつくり危険から守ること、強く叱るべきときは自らが痛みを感じようとも毅然と叱ることなど、7つの項目からチームを束ねることの真髄を学ぶ。

    2020年現在からするとやや時間が経ってしまっているからか、個人的には平凡に感じた。部下をよく見る、矢面に立つというのはよく聞く話と言う印象があり、「そのためにどうするか」という部分まで言及してくれるとなおよかったと思う。
    「下の立場の部下を率いる」という組織の在り方は少しずつ過去のものになりつつあり、「上下はない同列の個人のまとまりで、どうやってひとつの目標に向かうか」という部分がポイントになっていると思う。その意味で「部下」という視点を前提にしていることが、自分にはあまり合わなかったのかもしれない。他のレビュアーの方も引き合いに出しているが、コッターの「カモメになったペンギン」もしくは「ナディアが群れを離れる理由」の方が組織運営論としてはしっくりきた。

    とはいえ、物語形式でコンパクトにまとまっており読みやすいという長所もある。
    リーダー論を複数読む場合の1冊としてはアリだと思う。

  • 棍棒より杖で導く、失敗する権利を与える、それを許容しそして自由に任せるなどは十分納得のできる内容であるが、部下をかばってくれない上司は全くもって最悪だとの箇所は決意を新たにさせる。
    そうだ!その通り、人に気に入られようとして戦わない上司は迷惑なのだ。良き羊飼いは羊のために狼と戦うのである。

  • 組織マネジメントについての考えを自分なりにも整理したいと思い、参考になりそうな本を立て続けに数冊読んだ中の1冊。

    最近のビジネス書でよくあるように、本書は物語形式で書かれている。

    駆け出しの新聞記者である著者が、ビジネス界のリーダーであるマクブライド氏とのインタビューの機会を通して「人を動かす偉大な7つの知恵」について教わるという物語。ビジネススクール時代にカリスマ教授から牧場で教わったマネジメントの考え方について、マクブライド氏が過去を振り返りながら語る。

    本書の主張は明快だ。羊飼いの知恵として次の7つについて掘り下げた説明をしている。
    1. 自分の群れを知れ
    2. 羊たちの強みをつかむ
    3. 羊と信頼関係を結ぶ
    4. 安心できる牧草地をつくる
    5. ー杖でそっと彼らを導く
    6. 毅然とした態度で守る
    7. 羊飼いの心をみにつける

    内容的に何か特別なことを言っているわけではない。当たり前のことが当たり前に管理者としてしっかりと実行出来ているか、ということを確認するような内容に感じた。

    本書はこれから責任者になる人にとって、気持ちを引き締める意味でも読み通しておいて良い本かもしれない。また、周りから全く信頼されていない責任者の何が問題かを分析する意図では、まさにこの本で語られている基準に照らし合わせることは有効だろう。私個人としては、教科書的なリーダーの心得について網羅的に述べられていると感じた。

  • 人として愛情を持って部下に接しているか?

  • ”<一言>
    ---
    T:
    P:
    O:
    ---
    <読書メモ>”

  • なんとなくアルケミスト
    ところでこの本フィクションなんですね

  • 近年稀に見る名著だと思う。「カモメになったペンギン」が組織変革のための寓話で、この本はリーダーシップとはなんぞや、の寓話。

    わかりやすいし1時間で読めてしまうので、毎月でも読みたい、と思った。

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