マネーを生みだす怪物 ―連邦準備制度という壮大な詐欺システム

  • 草思社
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  • Amazon.co.jp ・本 (734ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794214546

作品紹介・あらすじ

バブルや不況、戦争を引き起こす中央銀行システムのからくりを暴き、誰が、何のために創ったかを歴史的叙述で解く衝撃の書。

感想・レビュー・書評

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  • なるほど、中央銀行はそういう罪深さがあるのか、
    と納得してしまった。インフレという名の課税。

    アメリカの中央銀行が、なぜ銀行と呼ばれず、
    連邦準備制度と呼ばれるのかも、
    本書を読み進んでゆけば、よくわかる。

    いまの世界的な金融緩和の行く末について、
    ある種の暗示もあるので、
    いまこのときに、読むことは意義があると思う。

  • 必見。世の中の諸悪の根源を見た気がします。これでEUにもIMFができたらどうなることやら。世界を牛耳る方々の思惑通りに、世の中が最悪のシナリオへ向けて順調に進んでいるように見えてきます。

  • 《出版社/著者からの内容紹介
    FRB(連邦準備制度)という中央銀行システムがバブル、不況、インフレを引き起こし、戦争を恒常化する!歴史の裏でマネーがいかに世界を動かしてきたかを明かす、衝撃のノンフィクション。

    内容(「BOOK」データベースより)
    バブルや不況、戦争を引き起こす中央銀行システムのからくりを暴き、誰が、何のために創ったかを歴史的叙述で解く衝撃の書。

    内容(「MARC」データベースより)
    マネーとは壮大な幻想であり、実体は債務、借金である-。バブルや不況、インフレ、そして戦争を引き起こす中央銀行システムのからくりを暴き、誰が、何のために作ったかを、歴史的叙述で明らかにする。

    出版社からのコメント
    中央銀行システムと不換紙幣が、バブルと不況、インフレを引き起こし、戦争を恒常化する! 
    現代の金融システムのからくりを明かし、歴史の裏側で巨大マネーがどう動いてきたかを白日の下にさらす、衝撃のノンフィクション。「こんなに面白い本は初めて!」と訳者も絶賛する、目からウロコが落ちるスリリングな一冊!

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    グリフィン,G.エドワード
    ミシガン大学卒業。文筆家、ドキュメンタリーフィルム・プロデューサー、出版・ビデオ制作会社社長。こみ入った問題をわかりやすく解き明かす手腕で定評があり、古代史・考古学からテロリズム、税制、外交問題、ガン治療など、さまざまな分野で数々の受賞歴がある。本書執筆のために、デンバーのカレッジで財政を学び、公認投資コンサルタントの資格を得た(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 》

  • 大学に入ってから読んだ本で、最も印象に残った本。

    不換紙幣の恐ろしさ、中央銀行(日銀、FRBなど)の恐ろしさ、をおよそ700ページにわたって解説している。

    へたなホラー映画なんかよりもよっぽど恐怖を感じる。読めば読むほど、気が滅入ってくる。

    連邦準備制度は、これまで世界中で無数の命を奪い、これからも奪い続ける。

    にわかには信じがたい内容が多いが、しかし、そのどれもに納得させられるだけの論拠がある。

    怖いねー。でも、経済に対する視野がぐっと広がる本であり、経済書としては最高峰だと思う。

    ただ、残念ながら絶版になってしまい(もしかして、圧力かけられたのか!?)、入手困難みたい。ネットオークションでの最安値が2万円くらいだった。売ろうかな(笑)

    早稲田の中央図書館にはあったよー。

    K.NAGAO

  • ページ数が多く聞きなれない言葉がたくさん出てきて
    読むのに時間は掛かってしまったが、現在は達成感に似た
    充実した気持ちでいる。

    まずは、お金の歴史やお金の仕組みについて知らなければ、
    お金の流通を見ることは出来るはずもありません。

    私達の生活を支配している、「愛」と「お金」について
    確かに愛を説く材料はまわりにいくらでもある。
    映画・本・絵画・・・しかし、お金を説く材料は
    今まで目にした事がなかった。

    学校の教育により、より高い成績を残し
    お金をたくさん稼ぐことが当たり前のことだと言う教育を受けて
    いた私はそもそも、歴史を知りたいと思ったり、お金の仕組みについて
    考えたことすらなかった。

    学校教育では、お金の仕組みを教えてはくれません。
    物々交換に始まり、昔のお金は「貝殻や羽・小判・銀貨や銅銭でした」と
    教えてもらったことしか思い出せません。

    紙幣がが一体どうやって誕生したのか、その歴史や仕組みを教わることはまずありません。

    「中央銀行」が一体どうものなのか、教わることはありません。


    銀行員ですら、誰も満足に答えてはくれませんでした。
    彼らも、私たちと同じ教育を受けている以上知らないのです。

    現在私達が「お金」と呼んでいる通貨は信用で成り立っており
    借用証書の事です。私達のサインした契約書により、
    その何十倍・何百倍もの「お金」が作り出されます。
    それは、法律により定められていることなのです。

    私達が融資を受けようとする時、契約書に記入しますね?
    そうです契約書は、返済を約束する書類です。

    だから、発行されるんです。

    万が一、返済が滞ったら代わりの財産を持っていきます。
    不動産であったり、自動車であったり。
    本当の価値のある物を・・・・

    銀行というのはこの世界中を支配しています。
    そして中央銀行こそが、ピラミットの頂点の点なのです。

    ただ、中央銀行の存在を知ったからといって
    組織は膨大であり、それをどうにかしようとしても
    出来るものでは、到底ありません。
    象の群れに向かっていく一匹の蟻です。

    お金の歴史や仕組みを知ったからと言って、お金が稼げるわけでは
    ありませんが、知った上でどう付き合っていくかはしっかりと考えなければ
    なりません。

    歴史は、繰り返されるべきして繰り返しているのです。




  • 金持ち父さんシリーズで有名なロバート・キヨサキさんがお勧めしている本。
    機会があったら読みたいです。

  • 長いのにサクサク進んで読める本だと思われます。案外、日本にもあてはまるんじゃないかって思います。

  • 好不況の波、時にはバブルや戦争まで引き起こす中央銀行のシステムのカラクリ・舞台裏を白日の下に晒す衝撃の一冊。

  • ビジネス
    思索
    お金

  • 中央銀行ギルドの解説。プライベートな資本が通貨発行権によって政府・国民を支配する術が説明されてます。いわゆる陰謀論。

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