世田谷一家殺人事件: 侵入者たちの告白

著者 :
  • 草思社
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本棚登録 : 313
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794215024

感想・レビュー・書評

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  • 000年12月30日、宮澤みきおさん一家4人が世田谷区内の自宅で殺害された「世田谷
    一家殺人事件」。現場には指紋を含め有力な物証が数多く残されていたにもかかわら
    ず、いまだ解決していない。

    自宅にいて、突然、凶悪な事件に巻き込まれた宮澤さん一家。
    著者を取材に駆りたてたのは、犯人を絶対に許せないという強烈な思いである。事件
    を追い続けた彼がたどりついたのは、まさに戦慄すべき事実だった──。

    情報は錯綜し、警察の捜査も迷走を繰り返す。しかし、現場捜査官がもらしたある
    キーワードをきっかけに、事件の探索は意外な展開を見せはじめる。じつはこの事件
    には、当時だれも想像できなかった新しい形態の犯罪集団が関与していたのだ。

    犯人の真の目的は何だったのか?
    警察の威信をかけた捜査はなぜ失敗したのか?
    そして、宮澤さん一家はなぜターゲットにされたのか?

    事件の背後に拡がる日本社会の闇を浮き彫りにする瞠目の事件ノンフィクションであ
    る。




    なによりも自分の自宅の近くというのが驚きでした。
    真実はどうかしりませんが、こういう悲しいことはできるならば少なくあってほしいものですね・・・・

  • 正直最後の落ちは自分的には?な感じだけど面白かった。

    読み始めたのが丁度事件のあった時期。
    12月の中旬。

    きっかけは本屋に平積みされてるのを見て。犯人が分かるって書いてるし!

    内容は世田谷事件におけるジャーナリストの取材記録である。
    けど小説のような書き方の為読みやすかった。

    これを読んで色々と自分の身の回りにおける危険性、犯罪組織の存在や考え方など、どれもぞっとさせられるものであった。


    偶然にも年末頃にちょっとした事件への情報が公開されたなぁ。

    もしこの本に書かれてることが事実で真相がこれと同じであるなら…。

    興味のある方は読んでみてください。
    事実かどうかは置いといても楽しめる一品です。

  • 読んだ日 2006.9 (借:熊本市東部図書館)

  • この本を読んで本当に世田谷事件は私にも起こる可能性がある・・と思いました。
    アジア系留学生による犯罪はこれからも
    増えるのでしょうね。そういう安全ではなくなっている日本の現状をこの本をいろんな方に読んでいただいて、防犯意識や、警戒心などをもっと持ってもらいたいと思いました。

著者プロフィール

1962年名古屋市生まれ。
週刊誌記者を経て現在、フリー。
著書に、『世田谷一家殺人事件 侵入者たちの告白』(草思社)、
『関西電力「反原発町長」暗殺指令』(宝島社)、
『暗躍する外国人犯罪集団』(花伝社)がある。

「2020年 『世田谷一家殺人事件 銘肌鏤骨』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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