吉本興業の正体

著者 :
  • 草思社
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本棚登録 : 39
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794215833

感想・レビュー・書評

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  • きっかけは、高田文夫先生がよく調べているとラジオと評価していたことに由来します。面白かったですが、不満が残る一冊です。戦前の部分、興行再開までの戦後の部分は、非常に読み応えがあります。ただし、取材により書かれたのではなく、参考書をまとめたものです。よく勉強されています。ただし、それを超えるものではありません。最近の吉本に関する記述は、つけたしです。あまり意味がありません。芸の力ではなく、ラジオ、テレビをパートナーとして、急激に成長した歴史を丁寧に記述しています。ただし、ノンフィクションとしては、不満が残ります。何故、木村さんは辞めたのでしょう。この本を読んでもわかりません。横沢さんと木村さんの対立は、何由来するのでしょうか。東京進出に関する軋轢があったことをほのめかしていますが、具体的記述はありません。入門書としては便利な本です。ただし、それ以上の価値はありません。

  • 明和町立図書館----県立図書館。

  • 吉本のタレントは大きな声で笑顔で挨拶する。それだけなら無料でしかも好印象を持ってもらえるから。素晴らしい、この精神は見習いたい。
    吉本の歴史は明治時代から。すごい。
    吉本のビジネスがメディア、コンテンツと幅広くなっていアジア進出を目指しているらしい。日本のお笑いから世界のMANZAIになるのを期待している。

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著者プロフィール

増田 晶文(ますだ・まさふみ)
作家。1960年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。人間の「果てなき渇望」を通底テーマに、さまざまなモチーフの作品を発表している。文芸作品に『稀代の本屋 蔦屋重三郎』(草思社文庫)、『S.O.P.大阪遷都プロジェクト――七人のけったいな仲間たち』(ヨシモトブックス)、『ジョーの夢』(講談社)、『エデュケーション』(新潮社)など。デビュー作『果てなき渇望』で文藝春秋ナンバー・スポーツノンフィクション新人賞および文春ベスト・スポーツノンフィクション第1位を獲得、『フィリピデスの懊悩』(『速すぎたランナー』に改題)で小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。日本酒の神髄を描いた『うまい日本酒はどこにある?』『増補版・うまい日本酒をつくる人たち』(ともに草思社文庫)も話題に。

「2021年 『文庫 絵師の魂 渓斎英泉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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