不思議なほど仕事がうまくいく「もう一言」の極意

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著者 : 林文子
  • 草思社 (2007年10月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794216458

不思議なほど仕事がうまくいく「もう一言」の極意の感想・レビュー・書評

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  • 大野が尊敬する女性の一人、現横浜市長の林文子さんの著書を読んだ。

    とても示唆に富むので、思わず(中古だけど)アマゾンで買っちゃいました。

    林さんは、結婚後、勤務していた会社を退職。32歳の時、ホンダの自動車のセールスマンになった。それから、数社の車のセールスマン人生で1100台以上売り上げたというのだ。成績は常にトップ。

    なぜ彼女がこのような優秀な成績を収めたのか、この書籍でネタバレさせている。

    一つ目のキーワードは「もう一言」
    例えば上司に報告書を出すとき「報告書をまとめました。よろしくお願いします」だけではダメだそうだ。
    例えば「部長、先日の取引先との面談はばっちりでした。先方が野球好きと知って、野球の話で盛り上がり、今年はお互いのひいきのチームが優勝しないかと、大盛り上がりました」といえ、とのこと。これにより人間関係が円滑になり、”血”が通うと仰る。

    二つ目のキーワードは「笑顔」
    林さんは自動車のセールスの時、いつも大ニコニコでセールスをするから、住人が「こんなに幸福そうな人は見たことがない。車は買わないが、少し相談に乗ってもらおう」ということになる。そしてその方が後日、友人が「車を買う」というと林さんを紹介する、とのことだ。ビジネスマンは「笑顔」を練習しろと仰る。

    三つ目のキーワードは「ポジティブ」
    林さんは、初対面は言うまでもなく、どんな親しい人にもネガティブな事は言わないようにしているという。相手が疲れていると見えるときは、「はじめまして。今日はお忙しい中ありがとうございました」というのが正解だそうだ。接客業では、決して相手を不快にしてはいけないという。

    四つ目のキーワードは「自分の事を自分から話す」
    林さんが、ダイエーで店舗まわりをしていたころ、「昨日は日曜だったでしょう。久しぶりに公演を散歩したら、青葉がきれいでした」とか「私、いま金魚を飼っています。驚かれるかもしれませんが、金魚の世話って意外と大変なんですよ」とか言うと、パートさんの心を文字通りわしづかみ。「林さん。私は亀を飼っているんですよ」とか「林さん、この町のお城の青葉もきれいなんですよ。お時間があれば、ぜひ寄ってください」という風に話がふくらむとのことだそうだ。

    五つ目のキーワードが「ほめぐせ」をつけること
    必ずどんな人の行ったことでも褒める。普段大人しい人が発言したなら「いいご意見でしたね。見直しました」
    風邪気味の人が外回りをしてきたなら「お疲れ様、風邪気味みたいだけど、頑張りましたね」とほめる。
    コツはほめられた人が自覚していることを積極的にほめることだそうだ。皆さんもやってみよ。

    六つ目のキーワードが、「だれにでも、ありがとうを言い続ける」
    ほめることと同時に林さんが、積極的に行っていることが、つねにスタッフや同僚に心から「ありがとう」を言いつづけること。
    書類をコピーしてもらった、お茶を入れてもらった、どんなことでも必ず「ありがとう」これは習慣づけるべきだと言われる。

    七つ目のキーワードが「ホウ・レン・ソウは上司から部下へ」
    部下がどうしてもいいたくない事でも、「あの件どうなっている」と水を向ける。、あた社内稟議にかけた案件について、上司の方から「あの件は今こういう段階にあるから」と経営に関してオープンにする。これが社内のコミュニケーションを円滑にする秘訣だそうだ。

    八つ目のキーワードが「頑張って」じゃなく「期待している」「信頼している」」と伝える。
    うつ病の人に「頑張れ」というのがNGだというのと同じように、「あなたには本当に期待してるんですよ」「あなたの事は全く心配していません。かならず力を発揮できるから」という極意である。

    九つ目が「叱るときは相手を褒めてから」
    叱るとき、相手を頭ごなしに叱るのは最低だそうだ。涙でも出しながら「あなたともあろう人が何をやっているの。私は口惜しいです」という。また叱る前後にも気をつけよ、とのこと。ほめてから叱る「あなたは素晴らしいものを持っているのに、どうしていかさないんですか?残念です。それより口惜しい。私はあなたに大変期待しているのですよ」という。これだ!

    十番目が「人が失敗してしまったときは責任を自分も共有する」
    部下が失敗した時は、一方的に批判してはいけない。こう言う「そんなことがあったんですか。その場に私がいればよかったですね。ごめんなさい」あるいは「私の目が行き届かなっかたためです。かえっていやな思いをさせてしまって、ごめんなさい」とする。
    林さん曰く、部下の失敗は管理職の失敗。だから常に部下とともに悩む。

    とここまで見てきたが、これはハヤシズ・ウエイのほんのさわり。
    ぜひ、人間関係で困っているビジネスマンには福音となる書である。
    皆さんもぜひ手に取って欲しい。大野はこれを座右の書とします。
    林さん、東京都知事もお願いしま~す!

  • 読みやすい!分かりやすく、明確!

  • '@本書の主題は以下の二つの文章に集約できると思いました。
    ==========================
    1) 人が組織や仕事に求めるもの。それは、何かを達成すること。そして人との触れ合い、仕事を通じて人間関係を深耕していく喜びでしょう。

    2)友人にハーバードビジネススクールで学んだ人がいるのですが、結局ビジネスでいちばん大切なのは、いい人間関係を築くことだと教わったと言っていました。
    ==========================

    'A「もう一言」シリーズ
    「素の言葉」 → 例:先方の担当者は大の野球ファンだとわかって

    「特別な一言」 → 例:「髪型」、「遅くまで残業」、「なかなかゆっくりお話しする機会がありませんね」

    「共通項」 → 例:出身地、血液型、星座 etc.

    「自分の情報」→例:週末の出来事

    'B基本ルール

    「話しかけ=おもてなし」 → 例:コートをほめる、顔色をほめるなど

    ネガティブなことはいわない。どんなことにもプラス面をみつける。(否定的な表現を使わない練習をする。)

    相手を尊敬するとコミュニケーションは楽しくなる。

    だれにたいしても同じ距離感で向かい合うこと。これがビジネスパーソンとして相手に対する最低の礼儀であり心遣いだとおもっていただきたいですね。

    'C上手なコミュニケーション

    ありがとう → 何に感謝しているのか具体的に
    頼みにくいことを頼む → 相手が喜ぶ一言を
    断られたとき→その案件以外での関係は続く布石を
    叱る→相手のいいところをほめてから
    人が失敗→自分も責任を共有する表現を
    叱られたとき→ありがとう+鈍感力
    自分20%・相手80%
    相手が言いたいことは先取りしない+言いにくいことはこちらから切り出す
    人と深く交わる過程を経て、品格は磨かれる

  • ひと言語りかけること

  • 感動的!

  • ビジネス書と言うよりは自己啓発本。
    内容としても当然コミュニケーションの話がメインではあるが、ビジネススキルと言うよりもどちらかといえば精神論に近い内容。
    そのため読者がこの本を読んで、その通りに実践するのは結構難しいと思う(まぁ、対外のビジネス書…特に成功者の体験などは実践が難しいが)。
    その中でも著者がいかに人づきあいを大事にしているのか、人が好きなのかがグッとせまってくるように分かる。人間関係の癒し系のような一冊。

  • 今や成功が当たり前、失敗したときはこれでもかと叱責されます。
    生きにくい世の中になりました。

    ついつい会社の中でもギスギスしがちになりますが、やっぱり人って褒められるとうれしいし、注意ばかりではやる気もなくなります。

    どうやったら相手をその気にさせて、相性の合わない相手でも上手く引き込んで、ビジネスを成り立たせて行くか。
    その辺のポイントが上手くまとまっていると思います。

    それにしてもこんなにいろんなネタばらしをしてしまって、林さんのビジネスそのものに問題はないのでしょうか。
    でもきっと問題は無いのでしょう。引き出しが多いのでしょうから。

  • 仕事をする上で、コミュニケーションを円滑にするためのコツが凝縮。今回は、彼女の時系列のサクセスストーリーと言うわけではなく、コミュニケーションのテーマごとに、簡潔に具体例を紹介しながら進むスタイル。
    とにかく人が好きで、ポジティブで、人をほめるのが好きな林さん。
    人見知りなんて縁がないんだろうなー。ネガティブな言葉を、やわらかく言い換えたり、発想を変えてポジティブな表現に変換するクセをつける、っていうのも素敵な発想だと思った。
    「ムダ話のない組織はダメ。雑談の活気がいいチームをつくる」っていうのも納得。自分も雑談や茶々を入れるのが好きだし、オフィスではそういうの必要だと思ってる。
    佐藤可士和の事務所では、仕事の話以外一切禁止っていう話を聞いたけど、絶対息が詰まる。特に私みたいにクリエイティブな職場では、少なからず冗談や雑談が意外と発想に繋がったりすると思う。

  • 気付きが沢山ありました

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