宇宙を織りなすもの――時間と空間の正体 下

  • 草思社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794217011

感想・レビュー・書評

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  • 去年5/3から始めて3/18未明読了。10ヶ月半の長旅。ベッドサイドに常備し、1コーナー(数ページ)だけ読むと必然的にうつらうつらするので就寝、という睡眠導入剤的な、「空間と時間」について一般人に分かるように物理学的に解説した内容の本。だいたいにおいて、字面は追っていけるけどその意味が分からない。意味が分からないなりに読んでいると何となく表面的に分かるところもあるみたいな。。。こんな読み方なので、前日に読んだ内容はほとんどきれいさっぱり忘れている。そこには自分の年齢も関係しているはず。前のページを読み返すのは面倒なのでやらないが、後ろにある原注にはたびたび飛ばされる。例えばこんな文章。『数学の得意な読者のために書いておくと、ここで述べているのは、光線、あるいはより一般に質量ゼロの粒子は、有限な時間で、反ド・ジッター空間の内部にある任意の点から出発して、空間的な無限へと進んで戻ってこられるということだ。』。。なんじゃこりゃ。。。しかしながら、著者ブライアン・グリーンは当然理系なんだけど、ストーリーテラーでもあり、比喩表現でシンプソンズやらX-FILEやらを登場させることにより、分かりやすくかつ面白くしている。そこがブライアンの良いところ(ちなみに僕にとって「ブライアン」と言えば真っ先に思い浮かぶのは、ブライアン・バートンルイスです)。最先端理論の話は、実験で検証されていないこともあり、机上の空論という可能性もあるところがオカルト的ですな。でも最先端理論のいろんなアイデアは、文系の自分でも単純に楽しめる気がする。「暗黒物質」「暗黒エネルギー」ってアイデアは、なんかSFチックで面白そうだ。。。自分には知らないことがいろいろとあるんだなぁという事を知ることができるという意味で、楽しい本です。前著「エレガントな宇宙」も以前読むことができたので、僕はブライアン・グリーンのファンってこと。理解できないけど楽しい本ってあるんですね。

  • 最先端の宇宙論を日常の言葉で語られていて面白かった。
    ただ、量は多いので読むのに時間がかかる。
    自分にその力がないのは承知の上だが、宇宙はなぜ11次元と考えられるのか等、数式を通して書かれている内容を理解したいという欲望に駆られる。

  • 上巻は何とか、ついてこられたけれど、下巻はほとんど理解できませんでした。
    それでも、現代理論物理学の最先端をかいま見る楽しさは充分。

    15章のタイムマシーンの議論は非常に興味深かったです。

  • 下巻になって著者の専門分野に話題が移り、ますます筆も滑らか。
    しかし、滑らかであるゆえのボリュームの多さはシンプルな理解を妨げる。
    科学雑誌あたりにまとめてもらわないと自分には少し手強い。

  • 今まで読んだ物理本の中で一番わかりやすかったと思いますだからって わかった と言えないところがつらいけど自分 別に 理系の大学とかいったんじゃない 一般人なので

著者プロフィール

物理学者・超ひも理論研究者。コロンビア大学物理・数学教授。研究の第一線で活躍する一方、超ひも理論をはじめとする最先端の物理学を、ごく普通の言葉で語ることのできる数少ない物理学者の一人である。超ひも理論を解説した『エレガントな宇宙』は、各国で翻訳され、全世界で累計100万部を超えるベストセラーとなった。

「2016年 『文庫 宇宙を織りなすもの 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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