地侍の魂

著者 :
  • 草思社
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本棚登録 : 11
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794217073

作品紹介・あらすじ

日本史の背骨を貫いてきた「地侍」の精神を丹念に検証した著作。

感想・レビュー・書評

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  • 帯より。「地侍とは、独力で荒野を拓き、優れた農業技術と工夫で生活基盤を築き上げ、企画力、経営力を駆使して富を蓄積し、それから得た自由、独立、尊厳を守るために武装した人々である。江戸期においては、下級武士として耕地の開発、民生の安定、税制の改革などに尽力。有力農民として新作物の導入や品種改良などを通じて江戸期農業の生産性を世界最高水準に押し上げ、商人としては新商法を編み出し、商取引においては世界最先端の技術(先物取引、複式簿記)を獲得した。さらに医学、天文学、洋楽等々の分野で未開の荒野を切り開いている」
     日本の歴史の中に息づくアントレプレナーシップ。新選組を立ち上げた近藤勇や土方歳三は、当時の身分としては農民だが、地侍の末裔で、農地開拓や地場産業の振興や江戸との物流発達に励んだアントレプレナーシップが受け継がれている。
     幕末維新の時代は、江戸時代に打ち立てられた身分制度が崩れて、地侍の精神を受け継ぐ子孫達が世に出る機会を得た時代でもあった。

  • 請求記号 : 210.5||K
    資料ID : 91112432
    配架場所 : 工大一般図書

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