香取 忠彦(かとり・ただひと)
1930年東京に生まれる。東京教育大学教育学部芸術学科卒業。東京国立博物館金工室長、法隆寺献納宝物室長、工芸課長をへて文化女子大学大学院教授、東京芸術大学、東京教育大学大学院、中央大学、大正大学等の講師を歴任。初代泉屋博古館東京分館長。現在、財団法人子規庵保存協会理事長。東京国立博物館名誉館員。古代の鋳造技法、日本金工史を専門とする数少ない研究者。奈良の大仏について、祖父秀真(ほつま)の論を受けさらに考察を深め具体化する。主要論文「東大寺大仏の創造時における鋳造技法に関する調査研究」「日本の鋳造技法における鋳型」「奈良の大仏――鋳造考」など。
「2010年 『新装版 奈良の大仏 世界最古の鋳造仏』 で使われていた紹介文から引用しています。」