まだ科学で解けない13の謎
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作品の紹介・あらすじ
21世紀の科学革命は何か?
その萌芽は「すでにわかったこと」の中ではなく、「まだわからないこと」の中にある!
宇宙論から自由意志、セックス、常温核融合、地球外生命、代替医療まで、13の謎が巻き起こしうる科学革命の未来像を解説。
この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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わたしは二〇〇五年の夏にケンブリッジ大学でジョン・ホーガンと出会い、以来、多少の交流を続けている。彼のことは多いに尊敬しているが、わたしも彼は間違っていると思う。確かに、わたしたちはオーレ・レーマーのおかげで光の速度を知ることができたし、ほかにも宇宙に関する無数の事実を、科学のたゆみない進歩のおかげで知ることができた。しかし、まだやるべきことはたくさん残っているーーそれも退屈ではない事柄が。
― 325ページ -
こうした自己満足の勝利宣言は、なにも古い時代に限った現象ではない。一九九六年、サイエンスライターのジョン・ホーガンは『科学の終焉(おわり)』という本を出版した。その中でホーガンは、科学は基本的に終わった、と述べた。物理学では最終理論に迫り、生物学では興味深い新発見の余地がほとんどない。あとは、あちらこちらに手を加えて仕上げをするだけ。細部の詰めしか残されていない科学は、今後、退屈なものになるだろう、というのだ。
― 325ページ -
しかし、気づいたことで満足する科学者はひとりもいないかった。食い違いがある以上、原因を突き止めないわけにはいかない。
― 79ページ
みんなの感想・レビュー・書評
【科学の面白さを再発見!】
今現在、この世の中において、科学をもってして解き明かすことの出来ない13の事項を掲載している本である。13の項目のうち、3つは科学をカジっていないと理解が難しい項目があるため、注意が必要。ただそれでも、「死ー生物が死ななければならない理由が科学では説明できないー」、「セックスー有性生殖をする理由が科学ではわからない」、「自由意志ーそんなものは存在しないという証拠が積み重なっているー」、「プラシーボ効果ーニセ薬でも効くなら、本物の薬はどう評価すべきかー」、これらの章は、我々が普段当たり前だと思っている事を科学の側面から説明できない理由を論述するため、非常に面白い。
ただし、科学で説明できない為、読み終わってもさっぱりはしない笑。
難しくも面白い!
物理、天文系の前半は、私には難しすぎて、読むのが大変だった。
途中でやめようとおもったほど。
でも、「巨大ウイルス」から、がぜん面白くなって!
諦めずに読み続けてよかった。
何度も読まないと、頭には蓄積されそうにないけど、読んで良かった。
いま現在の段階での話なので、これからの研究、発見、見解が楽しみ。
暗黒物質・暗黒エネルギー
パイオニア変則事象
物理定数の不定
常温核融合
生命とは何か?
火星の生命探査実験
“ワオ!”信号
巨大ウイルス
死
セックス
自由意志
プラシーボ効果
ホメオパシー(同種療法)
もう一回借りないと
最新科学におけるミステリーを取り上げており,宇宙理論から心理学理論まで幅広いテーマを扱っている.この本で重要なキーワードが「変則」である.変則的な事象(常温核融合,プラシーボ効果,ワオ!信号,パイオニア10・11号の軌道など)は,これまでの科学的理論の予測から外れているために説明が困難な現象のことである.この変則的な事象に直面したとき,人は大きく2つの立場をとることになる.ひとつは慎重かつ保守的な立場である.つまり,これまでの理論を尊重し,変則的な事象は何かのトラブル(ノイズ)によって生まれたものであると解釈する.もうひとつは,大胆かつ革新的な立場である.つまり,これまでの理論に代わる新しい理論を打ち立てようとする.後者の立場はともすれば自分を研究者として危うい立場に追い込むリスクをはらんでいる.実際,このようなケースが常温核融合の話で紹介されている.
宇宙物理学、生命科学など広いジャンルにわたって 「まだ真実が明らかにされていない」 トピックを取り上げて、その議論が実際どんな状態なのかを わかりやすく伝えてくれている。 科学についてそこまで深い知識がないのだが、 楽しんで読むことができた。 著者の「噛み砕き」ぶりが絶妙なためであろう。 著者のスタンスは、科学に対して誠実であり、人類の 積み重ねに対して好意的なものが貫かれ... 続きを読む »
暗黒物質、常温核融合、自由意志、セックス、プラシーボ効果等の科学の変則事象に迫る。
何十年も掛けて研究に取り組む科学者という人種は、一見近寄り難い人々と思いがちだが、本書を読むと彼らも普通の人達と同じように、思い込みをしたり、過ちを犯し、大勢に流される、といったこともあることが分かり、親近感を覚える。
人には自由意志など存在せず、脳の電気信号によって動かされてるだけかもしれないという説は衝撃的。
それぞれが壮大なテーマにも関わらず、流れるように読めるのは著者の構成力が素晴らしいからだろう。
一般に自明で疑いのないと何気なく思いこんでいる事柄、それが実は証明されておらず疑わしいことがあるということに気づかされる。多くの場合それは変則事象として見て見ぬふりをするが、それを無視せずに説明できたときに科学の大きなジャンプがあるということに強い説得力を感じる。
それらの謎を筆者は完全に独立に話すのではなく、それぞれが連続した流れとしてストーリーが展開されていてとても興味深く読むことが出来ました。
難しいトピックもありますが、面白いです。
たとえば、自由意志という考え方。
自分の考えに基づいて行動しているつもりだけど、
実は、行動してから、あたかも自分の意思であるかのうように考えを後付けしていないか。
現在の主流学説でアノマリーとされる事象について解説し
科学の限界(?)や今後の展望を示している。
変則事項を知るにつれ
何か本質的な科学の展開が期待される。
まさにパラダイムシフトが
プラシーボ、ホメオパシーにつづく最後の流れは考えさせられる。
かなり試験がやりやすそうなテーマに関わらず、
これだけ科学が発展しても、専門家が本気で調査しても、結論が出せないということに
また、自由意志、死、セックスについては、同時期に読んだ本とも関連して興味深かった。
さすがにまだ科学で解けない謎だけあって、自分の頭では理解できないことが多かった本。
ブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/3215831.html
一般の人でも興味を持てるような宇宙、核融合、生命、自由意志、性、ホメオパシーなんて言うサイエンスの最先端を分かりやすく紹介している。単に説明するわけではなく、各分野における異常な現象(変則事象・アノーマリー)について取り上げ、その克服がパラダイムシフトを引き起こすことになるか、と言う観点でまとめてある。個人的な興味にも関係するかと思うが、前半は面白かったが後半は少しだれてくる感じがした。
科学の最先端の異常事象、すなわち、未解決の問題がおもしろく書かれているが、まあ、読み直したいほどではないか。
暗黒物質・暗黒エネルギー
パイオニア変則事象
物理定数の不定
常温核融合
生命とは何か?
火星の生命探査実験
“ワオ!”信号
巨大ウイルス
死
セックス
自由意志
プラシーボ効果
ホメオパシー(同種療法)
まだ科学でわからない事はいくらでもあるんだ、そういう事をしっかり教えてくれる本。
面白いのが疑問の立て方。ちょっとでも数字があわなかったり疑問が残っていれば、それを定義して徹底的に考え実験や観察を行う。そういう人達がいるからこそこの本が面白い。
印象的なのは、あらゆる事にきちんと引用元を示している事だ。この本も科学的。

2012/05/12図書館から借用;その日から家で少しずつ読んでいる。





