すごい夜空の見つけかた

著者 :
  • 草思社
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本棚登録 : 108
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794218315

作品紹介・あらすじ

肉眼でも見える「お隣の渦巻銀河」。不思議な光をはなつ皆既月食。季節ごとに天空に登場し消えていく、きらめく星ぼしのアンサンブル。じっと眼をこらせば、夜空では思いもかけないドラマが展開されています。天体写真の第一人者が選りすぐった感動的な写真作品のコレクション。夜空を見上げるのが楽しみになる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 東京の夜空の主役は月だと思う。
    星は冬の夜に明るい星がポツポツと見える程度ではなかったか。
    それすら最近はあまり意識して見ていなかったように思う。

    この本の中の星空を見て思い出したのは、群馬の山中で見た星空。
    1つ1つの星を見分けることが出来ないくらいたくさんの星が、星というより光る点が、目がチカチカする程たくさん夜空に光り輝いていた。
    あの時の驚きは忘れられない。

    いつか天の川を見たいとか、オーロラを見たいとか、思うばかりでなかなか行動に移さないのだけれど、あの星空を見ることが出来ただけでも幸運だったなぁ。

    この本を読んですごい夜空の写真を見て、私ももっとすごい夜空を見つけたい!と思うと同時に毎日無視してる夜空ももっとちゃんと見たいなと思った。
    それはもしかしたら、あんまりすごくない夜空かもしれないけど、私が生きているこの時間と場所でしか見えない空なのかもしれないから。

    ただ、天体やカメラの知識が不足していて分からない単語が多かったのは悲しかった。
    コラムに書かれていた天体の写し方を理解できる日は来るのだろうか‥。

    • MOTOさん
      「すごい夜空」かぁ~♪

      確かにここ最近、そんな夜空を見ていませんね。
      私もtakanatsuさんと同様、昔、山のなかで見た『仰天の夜空』が...
      「すごい夜空」かぁ~♪

      確かにここ最近、そんな夜空を見ていませんね。
      私もtakanatsuさんと同様、昔、山のなかで見た『仰天の夜空』が、今でも記憶の夜に広がるだけで、この空ではもう、まばらな星を数えるだけで精一杯、って感じですね。

      だから、時々写真集に走っちゃうのかな?(笑

      光害がひどくて、まるで暗幕が降ろされているような現代の寂しい夜空。
      幕を開けると、どれほどすごい、眩しい夜空が広がっているのでしょう~(^^♪わくわく。

      天体やカメラの知識、私もありませんが、
      星を見るのに、言葉は必要なっしー♪と割り切って、私もこの「すごい夜空」が見てみたいです!
      2013/05/27
    • takanatsuさん
      MOTOさん、コメントありがとうございます!
      「幕を開けると、どれほどすごい、眩しい夜空が広がっているのでしょう~(^^♪わくわく。」
      今ち...
      MOTOさん、コメントありがとうございます!
      「幕を開けると、どれほどすごい、眩しい夜空が広がっているのでしょう~(^^♪わくわく。」
      今ちょっと考えてみたのですが、むしろ黒いところはどこってくらいの星空なのではないでしょうか。
      街の明かりも月の明かりもない、空気の澄んだ夜空を見てみたいです。
      「星を見るのに、言葉は必要なっしー♪と割り切って、私もこの「すごい夜空」が見てみたいです!」
      ふなっしー?
      私もすごい夜空を見たら「すごい!」とか「きれい!」とかしか言えない自信があります!
      言葉で伝えようとするより、まず見てくれ!って感じなんですよね、きっと。
      2013/05/28
  • 『黄昏』
    「誰そ彼」うす暗くなり人の様子が見分けづらいときのこと
    『逢魔が時』
    「大禍時」の転で、禍がおきる時刻のこと

    上弦の月、下弦の月、五月雨星、星の嫁入り
    .*・゚ .゚・*.

    日本語の美しさも感じられる写真集

    写真が綺麗なのはもちろん、林完次さんの文章も優しくホッコリできます。


    空や海を眺めるのが好きで、
    はっとするような色の空や海に出会った時は
    カメラに収めていました。

    最近、某お天気サイトに それらの写真をアップしているんですが、
    ある日 何気に撮った朝日の写真がピックアップされまして。
    コメント欄に
    「ハロと幻日!」
    「しかも両幻日!」との書き込みが。

    ………ハロ?幻日??しかも両幻日???
    気象用語など知らない無知なわたし笑

    この本によると 幻日が一対で現れる両幻日は
    珍しいらしいです‪*ˊᵕˋ*

    いままで 雲の名前も 星の名前もわからないまま
    ただポケーっと空を眺めていました。
    それも楽しい。
    けれど知識もあれば もっと楽しいのかも。
    (冬の大三角をつくる星座の名前すら、すっかり忘れてた( ´•ᴗ•ก )笑)

    よし、一番星 見つけてこよう✩.*˚



  • 夜空や月の名前がいくつも描かれており、美しかったが名前を覚えるには時間がかかりそう...。

  • 20180706読了。空や星空の写真集、大好きなんだけど解説が難しくて、読んでると眠たくなっちゃうのが難点(苦笑)林さんの写真はどれも綺麗で大好きです!

  • 写真で紹介されている夜空はどれも素敵でたまにはちょっと足をとめて夜空を眺めてみようかって思いました。

  • 「朝未だき」が好きです。なんとも言えない美しさですよね。
    写真がとにかく綺麗!

  • 何気なくみてる景色にはちゃんと名前があって意味のある動きをしてる 空は歴史を語っていたんだ 

  •  夕暮れの“天使の梯子”から日の出前のレンブラント光線まで、夜空の写真がならんでいる。

  • 夜空に関する様々な現象を紹介したこの本。なんといってもとにかく写真が美しい!
    「夏の大三角」などの定番ものはもちろん、「アースシャイン」や「航海薄明」といったちょっと聞きなれないものや、「金環食」や「ブルームーン」など最近話題になったものまで、たっぷり紹介されています。親子で読んでも楽しいかもですね。

    美しいカラー写真とともに、現象についての知識もきちんとまとめられています。文章もややこしくなく、一つの現象につき1ページでスッキリ。細かな知識がテンポよくサクサク学べます。「月や月のクレーターはどうやって出来たのか?」「彗星と流星の違いは何なのか?」そんな疑問もこの本を読めばバッチリです。

    余談ですが、僕が好きなのは、夜が明けきらない頃の薄明るい空。この本で最後に紹介されている「朝未き(あさまだき)」です。
    特に冬の、雪が積もったころの朝。静寂と、ひんやりとした空気に包まれた、凛とした雰囲気。透き通るような、けれどどこまでも吸い込まれていきそうな淡い群青の空を背景に、薄明かりに照らされた雪がキラキラと光っている……。その光景は、時に息を呑むほどですね!

  • きれいな写真を見ているうちに、本当の夜空を見たくなり、うずうず…。写真一枚ごとの解説が丁寧。見つけ方、撮影のポイント、林さんのお話などが入ってます。林さんは、本物の夜空を見てほしくて書いたんだろな。

  • 信州には、国立天文台がある野辺山をはじめとする八ヶ岳エリア、 「星が最も輝いて見える場所」の1位に選ばれたことのある阿智村など、美しい星空と出会えるスポットがたくさんあります。
    みなさんも、信州で美しい夜空に出会えるといいですね★

    ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB06674518

  • 2014.12~ 展示

  • 最近、夜空を見上げてますか?

  • 資料番号 : 011422466
    請求記号 : 748 ハ

  • 写真が綺麗で、説明もわかりやすく美しく日本語が盛り沢山。

  • 夕方の空から明け方の空まで、空の写真とちょっとした知識が書かれている。写真がとりたくなる。
    2011/9/27

  • 雲の間から光が降り注ぐ光景って、天使の梯子というらしい。またの名をレンブラント光線。ナルナル。まさしくって感じ。
    夕方から日の出までの間の月や星、太陽を写真と解説で紹介。月の名前だけでもいろいろあるし、そのいわれなんかも説明してくれます。
    なんというか、知的タイムを過ごせます♪

    ちなみに、上弦の月と下弦の月を瞬時に見分けられるのが私のプチ自慢。でも、誰も信じてくれない。みんなもっと宙(そら)のことを知ってください。
    すると、今の自分が良くも悪くもちっぽけに感じるから。

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著者プロフィール

1945年東京都生まれ。明治大学法学部卒。詩情豊かな星空の写真を得意とする、天体写真家、天文作家。日本天文学会、日本自然科学写真協会所属。

「2010年 『宙の名前 新訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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