文庫 女盗賊プーラン 上 (草思社文庫)

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制作 : 武者圭子 
  • 草思社 (2011年8月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794218421

文庫 女盗賊プーラン 上 (草思社文庫)の感想・レビュー・書評

  • インドの仮想カーストに生まれた女性の自伝。
    不当に貧しい生活の中、11歳のときに結婚させられるところから歯車は狂い出し、その後凌辱と復讐の連鎖に陥ってしまう。
    これ(手元の読書メモ)を書いた時点では下巻は読み終わっていないが、「事実は小説よりも奇なり」という陳腐なフレーズを連想させる。

    コミュニティの規模が小さいこと、外部からの監視が無いこと、が恐らくあそこまで事態を酷くしていることは明らかだが、そこまで目に見える悲惨さが出てきていないだけで、小さく奪って小さく殺す様なことはどの社会でも行われていることだよなぁと、ちょっと落ち込んだ。

  • インドのカースト制はこわい。
    インドでは正直者は損をするのかと思った。

  • はじめ(上)(下)巻読むつもりだったが、内容が凄惨で(上)でやめてしまった。社会制度、人間の不幸つらさを考えさせる問題作
    九州大学:mob

  • いくらつらい人生を送ってきたとはいえ犯罪者なので、彼女の生きざまを全肯定することはできないのですが、このような壮絶な人生もあるということを実感するだけでも読む価値はあります。盗賊の親分が亡くなる前の束の間のラブシーンに涙。

  • 暗殺されたインド国会議員プーラン・デヴィの自伝。下位カーストに生まれ、幼少で嫁がされ、嫁ぎ先で虐待。その後、冤罪での投獄、村八分、盗賊による誘拐と盗賊の首領との結婚、内紛、復讐、政府への投降と目まぐるしい。しかしインド下位カーストの女性の地位は悲惨ですね。人権など一切なし。盗賊の横行など江戸時代か?というような状況ですが、インディラ・ガンジーが首相だった時代なのでほんの30年ほど前の話です。

  • この本を読んだときは、ショックでした。

    1963年の誕生ということは、私が14~15歳の中学3年生の時です。

    1963年の日本は、
    •テレビアニメの「鉄腕アトム」が放映され、「キユーピー3分クッキング」放送開始
    •ヒット曲は舟木一夫の「高校三年生」坂本九「見上げてごらん夜の星を」三波春夫「東京五輪音頭」
    •吉展ちゃん誘拐殺人事件が発生。
    •ニセ札防止のため新千円札(伊藤博文の肖像)発行。
    •江崎グリコが「プリッツ」を発売。
    •12月8日 - 力道山刺される。12月15日死去。

    日本はこんな時代でしたが、

    インドでは近隣諸国との国境紛争が絶えず、武力衝突がつづいています。

    1964年にネルーが死去すると、国民会議派のラール・バハードゥル・シャーストリーの短期政権を経て、1966年にはネルーの娘インディラ・ガンディーが長期政権を担った

    日本とはまるで違う世界のようです。

    そして、この年におきたのがケネディ大統領暗殺事件です。

    1963年の11月22日 - アメリカのケネディ大統領がダラスで暗殺される(ケネディ大統領暗殺事件)

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    1963年11月23日に行われていた初の日米間テレビ伝送実験中にジョン・F・ケネディ米国大統領の暗殺事件が報道され、その映像は当時のテレビ視聴者に強い印象を与えた。

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    この日米間テレビ伝送実験のケネディ大統領暗殺事件を私は見ていました。

    たしか初めての日米間衛星放送ということで、中学校のクラス全員で見ていたら、ケネディ大統領暗殺の放送だったので鮮明に覚えています。

    私の人生にとっても衝撃的な年でしたが、そんな年にプーランさんは生まれたのです。

    日本で自由気ままな生活をしていた時代に、インドではこんな生活があったのだと思い、ものすごい衝撃でした。

    「女盗賊プーラン」はすごい本です!

  • インドの下層カーストで生まれた少女が、度重なる虐待を経て盗賊団の首領となり、かつて自分を虐げた者達に復讐していく話。

    ただどこまで本当の事を書いているのかな、という疑問は残る。筆者が暗殺されてしまったのが残念なところである。そして筆者のような「復讐のヒロイン」を生み出さないようにする事が、インドの発展において必要不可欠ではないかと感じた。

  • 30~40年前にすぎないインドの現実、それと闘った主人公の物語。それは盗賊という形ではあったものの、インド社会の内包する身分差別や性差別、貧富に対しての怒りであったのだと、文間からひしひしと伝わってくる。その意思は釈放後に政治家になっても失われることはなかっただろう。いわれなのない差別やいじめにあっている人にとって、勇気を与えてくれる本である。なお本書の主人公プーラン・ラヴィは2001年7月25日に暗殺されている。

  • 壮絶過ぎて、一気に読んでしまいました。
    インドカーストのこういう話、確か高校の聖書の授業でで読んだなぁなんて思い出しつつ。

    プーランの場合は、信頼できる男性にめぐりあったり、盗賊として充実した日々を送ったり、辛い中にもいい人生があったようだけど、そうでないもっと多くの人のことを思うと、なんとも言えないです。

    少しでも早く、状況が変わればと思って仕方ないです。

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