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- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794218421
感想・レビュー・書評
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インドの仮想カーストに生まれた女性の自伝。
不当に貧しい生活の中、11歳のときに結婚させられるところから歯車は狂い出し、その後凌辱と復讐の連鎖に陥ってしまう。
これ(手元の読書メモ)を書いた時点では下巻は読み終わっていないが、「事実は小説よりも奇なり」という陳腐なフレーズを連想させる。
コミュニティの規模が小さいこと、外部からの監視が無いこと、が恐らくあそこまで事態を酷くしていることは明らかだが、そこまで目に見える悲惨さが出てきていないだけで、小さく奪って小さく殺す様なことはどの社会でも行われていることだよなぁと、ちょっと落ち込んだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いくらつらい人生を送ってきたとはいえ犯罪者なので、彼女の生きざまを全肯定することはできないのですが、このような壮絶な人生もあるということを実感するだけでも読む価値はあります。盗賊の親分が亡くなる前の束の間のラブシーンに涙。