文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
アメリカ大陸の先住民はなぜ、旧大陸の住民に征服されたのか。なぜ、その逆は起こらなかったのか。
狩猟民族と農耕民族の違い。農耕民族になりえた環境。という観点から世界史を論じていて興味深かった。
名著中の名著という触れ込みで借りてきた本。正直読んでいて楽しくなる類の本じゃないけど為にはなるかも。
けど読むのに時間かかるから、下巻は溜まってる図書館の本が掃けてから(^-^)/
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文化文明の発展も極めて「自然淘汰的」に形成されてきている
ということを学術的に表現してくれている。
ヒトという種別としての歴史の中で、それぞれに環境最適な
選択を繰り返して行ったことが、結果として文明の力の差にも繋がる。
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長い時間軸で歴史的必然性を考える、という視点を獲得させてくれる。
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ヒトもあくまで「自然の一つ」であることも強く認識させられた。
所与の環境の中で、ヒトが農耕や家畜の為に働きかけたことが、
植物・動物の側には「種の保存の為の環境」として作用する。
そういう連鎖関係の中で今が出来ている。
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ものすごく膨大な資料から、分かりやすく、考察と事実が述べられている。ただ、世界史初心者には、内容が細かすぎて飛ばし読みした章も多かった。家畜化された動物とシマウマのように家畜化されなかった動物の説明と、終わりの方の病原菌の話は非常に興味深い内容で面白かった。
本書の目的は、世界のさまざまな民族が、それぞれに異なる歴史の経路をたどったのはなぜなのか、という人類史上最大の謎を解明することです。言語の違いはもちろん、経済、社会、技術などにおいて各民族によって違いが生じたのか。たとえば、「なぜインカ帝国の皇帝アタワルパはスペインのピサロに負け、スペインが新大陸を征服することになったのか」。なぜ、その逆は起こりえなかったのか。このような逆転の発想で歴史を詳細に解... 続きを読む »
なぜ西洋文化が世界を席巻し今日に至るのかをタイムスケールを大きくすることで概観しようとしたのが本書。著者は「生物学者」の肩書だが、研究活動を見るに「フィールドワーカー」である。よって、文化人類学的手法をベースにして、人類が地球の隅々を踏破してゆく様を活写できている。上巻の冒頭は、エドワード・サイード『オリエンタリズム』と同様、「西洋文化に属することから派生する優越感」は幻想にすぎない、という主題を... 続きを読む »
人類の歴史そのものを、あまり知らなかった僕としては、知的興奮をくすぐられて面白かった。
だけど、途中から家畜の話で怠くなり、流し読みになってしまいました。
俺にはまだジャレドは早過ぎた。
読了!★★★☆☆ ん〜世界史の素養が無い私には難しい・・・ まぁエンタメ小説では無いので、文章に面白さを求めても無理だろう。 自分の国の歴史を中心に義務教育で習ったのと違い、世界の歴史を全体的に見ていくと、面白く、多くの謎がある。 人間はなぜ、技術の持ち様にこんなにも差があるのか? パソコンや、飛行機、原子力といった類の事ではない。 それらは近代史をおさらいすればわかる。 ... 続きを読む »
人類が狩猟採集生活から農耕生活へと発展した経緯・理由に新たな一石を投じる一冊。
上巻では最後の章で病原菌を扱っているだけで、他の銃や鉄に関しては触れられてないけど、野生植物の栽培化、野生動物の家畜化などをふんだんな例を挙げて論証してます。
この本は、なぜ、ユーラシア大陸(メソポタミア辺り)が他地域に先行して発展し、なぜ、大航海時代時代にアメリカ大陸やポリネシアの先住民を支配できたか、を解き明かす。この問いに対する著者のアプローチは素晴らしい。
上巻の結論としては、
多くの栽培植物と家畜の存在というユーラシア大陸の自然環境が農耕を基礎とする社会を築き上げ、人口を増加させたことにある。これが、大規模社会を作りだし、人口を賄える余剰生産を実現し、食料生産に従事しない非生産階級を生み出した結果、他国を支配できる政治機構と技術が発展する、という流れ。
この根拠を説明した著者の深い洞察には目を見張るものがあります。
「生物としての人間」が、なんでまたこんなにも発展できちゃったのか? しかも、住まう大陸によってその発達に「差」が生まれたのはなぜか? を、遺跡調査・遺伝学・言語学などの科学的な根拠を基に、冷静な神目線で解明していく“人類研究”の良書。歴史というと「勝者の歴史書物」をモトにしてることが多いけど、本書は科学的な目線を根拠にしているから「勝者のオレオレ主観」の除去にかなり成功している。考えもしなかった発... 続きを読む »
序盤は、ややとっつきにくい内容との印象もあった。
第3章の「スペイン人とインカ帝国との激突」、第11章「家畜がくれた死の贈り物」は、興味深く読むことができた。
史上スペイン人がインカ帝国を征服した。なぜ、その逆は起こりえなかったのか。ユーラシア大陸とりわけヨーロッパが先んじて文明が発達していったが、ニューギニアのように富とパワーの地域格差はなぜ生まれてしまったのか、というのを紐解き真相に迫っている。劇的な史実として皇帝アタワルパを捕虜にできた要因こそが旧世界が新世界を植民地化できた直接の要因であり、そこが主題につながる。家畜化は「アンナ・カレーニナの原則」によりさまざまな問題からふるいにかけられてしまう。栽培化も同様に必然性であるようだ。読むのに体力がいるわ。
読み物として大変面白い。ダーウィンの進化論を人類進化の歴史に投射したような話で、進化論を読んでいるとそれほど以外には思わないが、普段考えたこともないような問題に対して、さまざま知識を得ることができるのは非常にありがたい。
『201204 民族強化月間』 なぜ西洋文明が「先進国」となり、非西洋がその後塵を拝することになったのか。なぜその逆ではなかったのか。現代世界の不均衡はいかようにして生まれたかという問に対する考察。 結論はほとんど始めの方で出ている。究極的には、地形・生態系の差異によって有利・不利が決定付けられた、という至極当たり前の話に帰結する。当たり前と言いつつ、それだけに普段あまり目を向けない話でもある... 続きを読む »
ごく当たり前のことしか書いてないんだが、「常識」とは「読んでないやつは社会人の資格無し」の意味なんで、読むしかない。

120519 紙の本を自炊してPDF化





