サンタランド日記

  • 草思社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794220134

作品紹介・あらすじ

思わず吹き出し、ちょっと切なく、ちょっと心が温かくなる。寂しいクリスマスなんかにぴったり。全米ベストセラー作家の選りすぐりユーモア短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 大の親日家。パートナーの男性とよく来日し、数ヶ月滞在する。アメリカ手話が少しできるようです。

  •  “なべて世はこともなし―”

     楽しいだけがクリスマスじゃない。聖なる夜のはずが、吹きすさぶ雪は冷たく、近づく鈴の音は切なく胸を打つ。酸いも甘いも潜り抜け、ホリデイの権化から逃げる事が出来なかった人々の姿がここに。


     『サンタランド日記』

     百貨店でサンタのお供小人役のアルバイトをすることになったデビット。笑顔を配る人々の知られざる苦労とその裏側がリアルなタッチで描かれる。100%作者の実体験による、渾身のノンフィクション。

     『舞台中央最前席』

     この時期に付き物なのが、幼稚園や小学校での演じ物、聖劇。何も知らぬ子供たちがキリストの誕生を描くその在り方に、かねてから作者が呈してきた疑問を盛大な皮肉と共にどうぞ。

     『最高のクリスマスのご挨拶』

     友人や親戚の皆様方。私たち一家が今年も例年通りクリスマスのご挨拶をお送りしたことに、さぞかし驚かれたのではないでしょうか。ダンバー家は悲しみと喪失感に覆われております。でも私たちは前に進む所存です―。


     発表した作品が全てベストセラーとなっている作家、デビッド・セダリスのデビュー短編集。クリスマスを題材としたどれもユーモアに溢れたユニークな6篇。愉快な中にも悲しみを忘れない、聖夜を幸せに過ごしたくない人に捧げる傑作。


     そんなお話。
     そしてメリークリスマス。

  • クリスマスシーズンの短編集。

    クリスマス時期のサンタランドでエルフとしてお客をもてなすバイトをした体験をつづるのが表題作。
    クリスマスストーリーズというと、心温まるというイメージがあるけれど、これはちょっと違った感じの短編集。表題作は読んでいてニヤついてしまいます。全体として、ちょっとビターなお話。嫌いではない。

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著者プロフィール

1956 年12 月26 日生まれ。アメリカの大人気ユーモア作家。女優エイミー・セダリスの兄。全米放送のラジオ番組で発表された「サンタランド日記」で一躍有名に。人生のせつなさ、愛おしさを小気味のよいユーモアにくるんだ作品集を発表、いずれもベストセラーとなっている。発表作品の累計は700 万部以上。TIME 誌で「2001年ユーモア作家オブ・ザ・イヤー」に選ばれるほか、2005 年にはグラミー賞にもノミネートされている。邦訳書に『すっぱだか』(倉骨彰訳、草思社)。日本が大好きで、アパートを借りての長期滞在を何度もしている。

「2013年 『サンタランド日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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