ABC殺人事件 The ABC Murders (ラダーシリーズ Level 4)

制作 : ニーナ・ウェグナー 
  • IBCパブリッシング
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本棚登録 : 86
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (108ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794603029

感想・レビュー・書評

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  • "All along, I have been wondering not about the WHO of this case, but about the WHY,"

    「誰が事件を起こしたのかではなく、なぜ事件が起きたのかを初めからずっと不思議に思っていたのです。」

    テレビでは見たことがありますが、本で読んだことがなかった、ABC殺人事件。今回は英語で挑戦してみました。

    シャーロックホームズと同じく、イギリスが舞台の探偵ものなんですが、やはりテイストが違っていて、走り回っているホームズとは違い、どこかゆったりとしているポアロ。

    そんなポアロのもとに届いた、1通の手紙から物語は始まります。

    捕まらない自信があるかのごとく、手紙を通じて、ポアロに殺人の日時と場所を教え続ける犯人を前にして、普通ならただの自己顕示欲に見えてしまう。

    ただ、ポアロはそうは思わず、冷静に手紙を分析し続けます。
    次々とアルファベット順に無差別に殺されていく被害者。容疑者は何人か出てきますが、これといって決め手がない。

    まるで自分がポアロと捜査しているかのように、どんどん惹きつけられました。
    ただこれも、シャーロックホームズの時と違うんですよね。ホームズのときは、カメラを持って追っかけていく感じが近いです。

    解決編のChapter24は見事でした。
    全ての伏線を回収し、なぜ犯人はポアロに手紙を送ったのか。なぜアルファベット順に無差別に人が殺されてしまったのか。

    それらの謎が一気に暴かれる様は見事でした。

  • 意外な犯人。原作も読みたいなぁ…

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