世界の翻訳家たち: 異文化接触の最前線を語る

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  • 新評論
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794802705

感想・レビュー・書評

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  • いかに翻訳家の評価が低い国が多いか、という嘆きが詰まっています。
    あまりポジティブな気持ちになれる内容ではないので、読み手を選びます。

  • 翻訳界の第一線で活躍している人たちへのインタビュー。翻訳や外国語、外国の文学に興味がある方は是非ご一読を。それぞれの方の経験、境遇、ポリシー、目標…ただただ圧倒されます。

  • 主にヨーロッパで活躍する出版翻訳者たちへのインタビューをまとめた本。ヨーロッパの出版翻訳事情を知ることができて、とても興味深かった。

    インタビューでは、各翻訳家が、翻訳に対する姿勢、ジレンマ、課題、不満、自国の出版事情などを語っている。読んでいて共感する部分が多く、国や環境は違えど、意外に共通点が多いことに驚いた。

    おもしろそうだと思ったのは、ヨーロッパ各国に設立された翻訳家コレージュ。様々な国の翻訳家たちが滞在し、仕事をしながら交流する施設だそうだ。機会があれば一度滞在してみたい。

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著者プロフィール

翻訳家・作家。著書『翻訳史のプロムナード』(みすず書房、1993)『世界の翻訳家たち 異文化接触の最前線を語る』(新評論、1995、日本エッセイスト・クラブ賞)『図書館で遊ぼう』(講談社現代新書、1999)『火の女シャトレ侯爵夫人 18世紀フランス、希代の科学者の生涯』(新評論、2004)『読書教育』(みすず書房、2008)ほか。訳書 ジャコブ『内なる肖像 一生物学者のオデュッセイア』(みすず書房、1989)ポンタリス『彼女たち』(みすず書房、2008)チェン『ティエンイの物語』(みすず書房、2011)ドゥヴィル『ペスト&コレラ』(みすず書房、2014)ロワ『ジハードと死』(新評論、2019)ほか。

「2021年 『スペイン内戦と国際旅団』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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