北欧の消費者教育―「共生」の思想を育む学校でのアプローチ

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制作 : 北欧閣僚評議会  大原 明美 
  • 新評論 (2003年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794806154

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北欧の消費者教育―「共生」の思想を育む学校でのアプローチの感想・レビュー・書評

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  •  本当に素晴らしい本だった。特に第二章、消費者教育に利用される学習方法というところでは、スーパーバイズ学習、マインドマップの作成、広告の目的についての議論、ゲーム学習、質疑カード、パズル、ビンゴなどの学習法が紹介されていて、教育に関心のある全ての人に読んで欲しいと思った。アクティブラーニングはメソッドではなく、マインドのような気がするが、やはり突然思想を提示されただけでは現場の先生は戸惑うだろう。こういった具体的な学習法が提示されると先生方は授業に取り入れやすいだろう。
     消費者の権利、責任、広告を批判的な目で見ること、メディアリテラシー教育、食の安全について(エコラベルなど)などの教育が北欧では徹底されているのだろう。
     巻末には、これらの学習内容が現在の日本の教育でどの科目で学ばれているのか表が掲載されていて、大変有用だ。
     また最後の表3、アメリカ、ヨーロッパ、北欧の消費者教育の比較表も素晴らしい。北欧の消費者教育では消費者教育と環境教育が連接、体系化されていること、持続可能な発展を絵空事ととらえるのでなく、消費態度の転換により本気で実現しようとしている点、未来を先取り、正しいと信じることをすすんで実験する北欧人のアイデンティティなど、私が何年も探し続けている北欧の魅力が簡潔にずばりと書かれていて、無力感を思わず覚える程に素晴らしい本だった。

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北欧の消費者教育―「共生」の思想を育む学校でのアプローチの作品紹介

本書の魅力は、福祉・環境・人権・ジェンダー対応先進国北欧における、消費者教育の理念と実践の大系を明らかにしたことにある。自立・共同・共生に基づく成熟社会へ向けた消費者教育モデル。

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