文明の衝突という欺瞞

  • 15人登録
  • 3.60評価
    • (0)
    • (3)
    • (2)
    • (0)
    • (0)
  • 2レビュー
制作 : 白石 嘉治 
  • 新評論 (2003年12月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794806215

文明の衝突という欺瞞の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 紛争が生じるかどうかは国際的な制度の信頼度や有効性とは無関係。紛争は力の純粋な関係から生じる。

全2件中 1 - 2件を表示

文明の衝突という欺瞞を本棚に登録しているひと

文明の衝突という欺瞞を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

文明の衝突という欺瞞の作品紹介

九月一一日のテロ攻撃以来、ハンチントンの「文明の衝突」論が再浮上する。それは、米国の一連の武力報復を暗黙のうちに正当化する。この状況に対して、著者は「文明の衝突」論が文化本質主義に基づく議論であることを明快に説く。また文化本質主義を前提するかぎり、われわれの世界が「恐怖と敵を作り出す文化」に蝕まれていくと警鐘を鳴らす。これまでも学術的レヴェルでは、ハンチントンの議論の難点が数多く指摘されてきた。だが、クレポンのように、状況に介入しつつ理論的な批判を行う試みはなかった。さらにクレポンが日本語版のために書き下ろした付論「文化と翻訳」では、ベンヤミンの翻訳論を出発点としつつ、カントの永遠平和論への回路が探られる。それは、同じく付論に収録された桑田礼彰「法・歴史・政治」、出口雅敏「文化の力の追求」の論考とともに、今後いっそうの困難が予想される状況への確かな視座を提供するはずである。

文明の衝突という欺瞞はこんな本です

ツイートする