水うちわをめぐる旅―長良川でつながる地域デザイン

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著者 : 水野馨生里
  • 新評論 (2007年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794807397

水うちわをめぐる旅―長良川でつながる地域デザインの感想・レビュー・書評

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  • 歴史的背景はもとより、風土がそれを作らしめる。
    そこに固有性がある。
    長良川が水うちわなら、
    大垣はなんだろうということ。

  • 何もないと思っていたこのまちに、こんなにすてきなものがあったなんて!

    水うちわに出会った若者たちが、自分の生まれたまちで、自分たちのルーツを探っていく。

    時代のうつりかわりとともに、いつの間にか風化し、なくなりつつあった岐阜の工芸品「水うちわ」。
    それは水のように透き通っていて、可憐で、とても丈夫なものだった。
    そしてそれをつくる職人たちは、かつて人々の欠かせないライフラインであった長良川の流域でつながりあい、それぞれが役割を担い、それを生業としていた。

    現在の地方はほとんどが社会のグローバル化によって産業の空洞化、そして過疎高齢化に頭を抱えている。岐阜もそんな地方都市のひとつである。
    水うちわはそんな時代の流れに犠牲になり、消えつつあった。
    しかし、どんな小さな地域にも、かつてから大切に受け継がれてきたくらしがあり、文化がある。
    水うちわはまぎれもなく、長良川流域で人々が自然と密着して生きてきたことを象徴する「岐阜のアイデンティティ」そのものである。


    なくしてはいけないもの、忘れてはいけないもの。
    この世の中で生きていると、それに気づく機会を見失いそうになる。

    「地域再生」というとなんだか大袈裟な響きがするけれど、本当に小さな積み重ねのことなのだと思う。



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水うちわをめぐる旅―長良川でつながる地域デザインの作品紹介

水のように透明で、水に浸して扇ぐ美しいうちわ。復活の試みは、自分が岐阜に生まれた意味を探す旅へ。産業の空洞化や中心市街地の過疎高齢化、若者の流出に直面する典型的な地方都市・岐阜市。大都市からUターンした若者たちは、水うちわの復活プロジェクトをきっかけに、それまで実感の持てなかった『自分のまち』を再発見していく。やがてその活動は、長良川によって地域が繋がるという、流域再生のビジョンへと広がっていく。水うちわを育んだ長良川流域を舞台に繰り広げられる、現在進行形の物語。

水うちわをめぐる旅―長良川でつながる地域デザインはこんな本です

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