11の子どもの家: 象の保育園・幼稚園・こども園

制作 : 象設計集団 
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794810557

作品紹介・あらすじ

人として生きる力が育まれる最も大切な就学前の時期、子どもたちが起きている時間の大半を過ごす場所が、たんなる「箱」であってはなりません。子どもたちが健やかに育つためには、保育者の姿勢と同じくらい、建物や園庭のあり方、そして地域とのつながりがとても大切です。
 本書の編者である象設計集団は、保育園、幼稚園、こども園など、就学前の子どもたちの居場所を、日本各地で数多く手がけている建築設計事務所です。この仕事を通じて気づいたのは、施設ではなく「家」という考え方でした。都市の中にあっても、季節を感じながら自然とともに暮らせる「家」。手触り、足触り、見る、聴く、嗅ぐなど五感を刺激する「家」。驚きや不思議が体感できる「家」。そうした「家」をつくりだせる仕事に携わりたいと考えています。
 私たちは子どもの居場所を設計・建築するにあたり、常に保育者の方々とともに子どもの心や行動をよく知り、保護者や地域の人びとにとってふさわしい「子どもの家」とはどんなものかを時間をかけて話し合うことを心がけています。そうやって生まれたのが、本書で紹介する11の保育園・幼稚園・こども園です。
 まず1章では、象設計集団の「子どもの家」についての考え方を解説します。続く2章で、11の「子どもの家」の具体例を紹介します。最後の3章は、保育者・教育研究者の方々(和光保育園・磯部裕子氏、川和保育園・鈴木まひろ氏、寺田信太郎氏、久保健太氏)による「保育と空間」をめぐる座談会の記録です。象設計集団が関わった「子どもの家」が、どのような地域で、どのようにつくられ、どのように使われているのかを知っていただくことで、保育に空間が果たす役割の大切さを伝え、ひいては私たちが住んでいる街や世界が、今よりも住み心地がよくなればと願っています。(ぞうせっけいしゅうだん)

感想・レビュー・書評

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  • 開くと守る、自然素材を大事にしてるから子どもたちがイキイキしています。北海道から鹿児島まで気候にあわせた建築が園児たちにはよい遊び場になりそう。

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著者プロフィール

1971年創設。北海道十勝、東京、台湾を拠点に、住宅、保育園、学校、市庁舎、公民館、美術館、公園など、心地よい居場所づくりに取り組んでいる。今帰仁中央公民館で芸術選奨文部大臣新人賞受賞、名護市長舎で日本建築学会賞受賞。

「2016年 『11の子どもの家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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