- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794812131
作品紹介・あらすじ
いじめ隠蔽、完食の強制、精神論とやってる感だけの指導…
不幸の根絶を訴え、あるべき教育の姿を希求する魂の告発!
先生に『命』を奪われた子どもたちがいる」―それが事実だと聞かされた時、みなさんはいったい何を思うでしょうか。「ウソだ!」や「ありえない!」など、疑念を抱く方が多いのではないでしょうか。しかし現実には、「ざんねんな先生」が理由で、子どもたちが不幸になったり、その尊い命が奪われる(比喩ではなく)事例は、決して少なくないのです。本書では、そうした教育現場の「惨状」を赤裸々に暴き、具体的な解決策を提案しました。記述にあたっては、教育関連の資料や同業者との交流で得た素材を「無添加」で提供することを心がけました。執筆の動機はただ一つ、「教育現場のシステムを広く伝えることで課題の解決に向けて力を結集し、不幸に陥っている親子を救いたい」です。
「ざんねんな先生」に行き当たると、学校生活全体がストレスになってしまいます。一つ一つはささいなストレスでも、いつの間にか積み重なり、膨張し、手に負えない状況を生みだすことがあります。理論的・実践的な武器を持たず、先生任せにしているうちに、「ざんねん」では済まない事態も起き得ます。
そこで必要となってくるのが一種のサバイバル技法です。たとえば本書では、「居残り給食で不登校になりそうな場合、アンケートで解決できる」、「算数の授業で躓いたら、教科書ガイドを活用した一日三分の家庭学習で乗り切ることができる」などなど、教育現場では常識となっているものの、一般にはあまり知られていない知識(システム)について詳しく書き綴っています。
教育現場の知識(システム)とその背景を知るだけで、驚くほど簡単に「学校にまつわる強固なストレス」を激減させることができます。筆者は実際に、そのような場面を数多く見聞きしてきました。そしてこうしたストレスの解決が、不登校の回避や「子どもの命を救うこと」にも直結してくるのです。
ぜひ多くの教育関係者・保護者のみなさんに本書を手に取っていただき、「教育現場から悲劇をなくすための輪」が、社会全体に広がっていくことを強く願っています。(ありま・しんいち)
感想・レビュー・書評
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以下、本書のように断定的で嫌悪感を抱く文体とする。
一冊の本として出版するには、内容が薄い。
後半は行事や部活動に関する筆者の印象を羅列しているだけで、タイトルからかけ離れた内容となっている。
また、体罰や部活動における自殺など、残念という言葉で済ますには重すぎる内容を、筆者の強引な展開で本書に結びつけているため、その嫌悪感は倍増する。
教育書(本書を教育書と呼ぶかどうかは別として)は、エビデンスよりエピソードが重視されるため、その内容が書籍に値するかどうかは筆者や編集者の感度の高さによる。
本書はワイドショーや写真週刊誌のように、極地から語り、煽って終わりである。対応策や考察があまりにも稚拙で、中には批判するだけで勝手に満足する章もある。
タイトルや巻末の参考文献の多さ、筆者の経歴に期待して読み始めただけに、お粗末な内容に喪失感は否めない。賢明な読者諸君にはギャグ漫画のように、ツッコミ所を探しながら読むことのみ許可する。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分とは関係ないことや関係のない人のことばかりだが、この作者自身も相当気持ち悪い人だと感じた。
ロリコン教師にはアイドル好きが多いとか何のエビデンスも無いようなことを平気で書く。
極々一部にしかいないような特殊な人のことを、どの学校にでもいるように書く。
教師としてこの本を読んでいると、90%以上の頑張っておられる素晴らしい先生がダメージを受けるひどい内容であるように感じた。
教育会初と吟っているが、それはこのような本を読んだところで誰も得をしないし喜ばないから今までに出ていなかっただけだ。
今年一番の最低評価。
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たしかに、そういう残念な先生がいるとは思うのですが、著者の方の思い込みがかなり激しい印象を受けました。思い込みで書いたものが本として売れるというのは、まあある意味羨ましい限りですが(笑)。
もっとも、部活は本来しなくていい指導だというのを考えると、学生時代に部活の顧問の先生に、もっと指導しに来てくださいとお願いしたのは無理筋だったのかなとやや反省。その顧問の先生は部活の指導にはほとんど来ませんでしたが、同和教育には熱心でした。遠い昭和の話です。 -
ざんねんな先生: 教育界初!「非常識な現場」を大告白。有馬心一朗先生の著書。どこにでも非常識な現場はあると思うけれど教育界には非常識な現場があふれている。教育界には非常識な現場があふれているのは世間ずれした世間知らず非常識人が多いからなのかな。閉鎖された空間で毎日過ごしていれば世間ずれした世間知らず非常識人が多いのは当たり前のこと。世間ずれした世間知らず非常識人である自覚がないと世間ずれした世間知らず非常識人のまま非常識な現場のままになってしまう。
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/773445