アメリカの鱒釣り

  • 晶文社
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本棚登録 : 110
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794922854

感想・レビュー・書評

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  • wired・カウンターカルチャー・6位


    mmsn01-

    【要約】


    【ノート】
    サンフランシスコのヒッピーたちの喧騒の傍らで、ひっそり咲いた花がブローティガン。懐かしくも新しく、心優しいアメリカを幻視した孤独な詩人だった。

    ◆ユーザーからのコメント
    「それは空想の野外便所ではなかった。現実であった」で始まる、ポルトワインによる鱒死/ブローティガン=藤本にやられる /私とダンナの思い出の一冊/村上春樹の文体に影響を与えた本としても有名/腹が減っているのでこれにした。魚食いたい

  • 「ここで、わたしの人間的欲求を表現すれば、ーーわたしは、ずっと、マヨネーズという言葉で終る本を書きたいと思っていた。」

    西瓜糖は大好きなんだけど、これは合わなかった

  • かなり前から読みたかった本で、期待していたが、鱒釣りに絡めて、自分の考えとかエッセイなどが書かれていると想像していたが、散文が多く、期待していたものと違っていました。あまり、楽しめませんでした。海外では、よく出版されている本だそうですが、アメリカでは、忘れられた作家、本であるらしいです。私の読解力が足りないのかもしれないですが、アメリカでは、社会の底辺、あるいは、それらからの視点で、書かれた著作物は、アメリカでは、評価が低い傾向があるというのは、考えすぎでしょうか。スタインベックあるいは、この作家にしろ。

  • ささやかなおぼろげなる夢であり、過去の残骸であり、何より目の前にある現実そのもの。詳細な事象の描写、簡潔な表現が矛盾することなく同居し、妄想と現実が同時に立ち表れてくる。弱き者、貧しき者への視線が優しい。

  • 鱒釣りのクリークにおける自然の牧歌的な描写の中に、暴力や性や酒や死が彩られている。切れ味のいい文章にとらわれちゃう一冊。

  • 彼女とのツーショット写真が表紙の「アメリカの鱒釣り」。

    え、なんだって?まだ、この本を読んだことがないだって!
    信じられない!

    それでミッドセンチュリーのアメリカを語ろうっていうんだから
    信じられないな。

    すべてはさぁ、ここから始まったんだとおもうよ、きっと。

  • このおもしろさは何だろう。
    アメリカの、鱒釣り。としか言えない。

  • やっぱり好きです。彼の世界

  • 詩のような小説。
    いつまでも手に置いておきたい一冊。

  • 若々しくてユーモラスでせつない、アメリカの夢の終末。アメリカの夢の終末の終末。アメリカの夢の終末の終末の終末。アメリカの夢の終末の終末の終末の終末・・・ブローディガン、ショットガンで自殺したときに飛び散ったあんた肉片、もうすりきれちゃったよ。

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著者プロフィール

作家、詩人。1935年、ワシントン州タコマ生まれ。56年、ジャック・ケルアック、アレン・ギンズバーグらビート・ジェネレーションの集うサンフランシスコへ。67年に小説『アメリカの鱒釣り』を刊行、世界的ベストセラーとなる。主な著作に『西瓜糖の日々』『ビッグ・サーの南軍将軍』など。風変わりで諧謔に富んだ作風は世界中の若者たちの想像力をかき立てた。84年、ピストル自殺。

「2023年 『ここに素敵なものがある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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