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- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794924612
感想・レビュー・書評
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ドリス・レッシングの猫エッセイ。1980年出版で随分前のもの。住む地域や時代にもよるだろうが、動物愛護から考えて残酷な話がある。
雌猫の灰色猫と黒猫との女の戦い、育児、闘病の話。育児は猫の世界も大変。レッシングの黒猫への看病など、必死で猫の看病をしたことのある人は共感するだろう。死のうとする猫と生きさせようとする飼い猫。このあたりは賛否両論だろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今まで飼ってきた猫たちから引き出す人間と猫との関係、また猫と猫の関係を細密に描くことで人間社会の問題を指摘して弱いものとしての猫への愛を卓越した表現力で書き下ろした随筆
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英文学の講読で出会った短編で、印象に残っていた作家がドリス・レッシングでした。短編は勿論、意欲的な長編をたくさん送り出している、現代イギリスでも活躍著しい優れた作家であり、近年はノーベル文学賞も受賞していたのですね。その彼女が書いた猫のエッセイを見っけ〜というわけで、楽しみに読み止していました(笑)
その後、読みました。さすがに文章力が際立っているなぁ~とあらためて感心…。
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