モダン・ジャズのたのしみ (植草甚一スクラップ・ブック)

著者 :
  • 晶文社
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本棚登録 : 61
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794925725

感想・レビュー・書評

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  • 49歳になってから初めてモダンジャズを好きになってのめり込んだっていうのが先ず驚きだし、とってもいいことだなって思った。
    いくつになっても新しい趣味にのめり込んでも良いんだって感じです。

    それでまた、そののめり込み方が半端じゃない。半年の間に600時間もレコードを聴いたっていうんだから半端じゃない。

    そこまでさせてしまうようなモダンジャズの魅力とは?或いは楽しみ方とは?をとてつもない愛でもって語りかけてくれるので絶対に読んだ人はモダンジャズが聴きたくなる。
    僕も更にモダンジャズが好きになったし、以前より、その深みが耳で感じとれるようになったと思う。

  • 解説にジャズの入門書としてはこれ以上のものはないと書かれていたが、人名や曲の名前などの予備知識がないと理解できない部分が多く入門書として最適だとは言い難いと感じた。また、雑誌に掲載されたエッセイをまとめたものらしく書き方がである調だったりですます調だったりと統一されていない点とですます調は読みづらいという点が気になった。しかし、ジャズが聴きたくなる本である。分からない部分が多く完全に聞き手になってしまってたが、それでも楽しく読めるのはジャズという音楽の魅力と筆者の人柄のおかげだろうか。もう少し勉強し今度は語り合うような気持ちで再読したい。

  • 第12巻 / 全40巻+別巻1

  • 筆者のジャズに対しての愛というか喜び、うれしさ、楽しさがひしひしと伝わってくる一冊です。独特の語り口調の文体がいいですね。
    私自身、最近ジャズを聴き始めるようになって、やはりどこからどう攻めたらいいのかと悩みつつ、参考になりそうなジャズ本はないかと思い、この本を手に取ったわけですが、私には十分参考になりました。
    他のジャズ本は、筆者の選定したアーティストやレコード、曲がページ毎に並べてあって解説が載ってたりするわけですが、初心者である身には読みづらくって仕方ない。それに比べ、この本は筆者の趣味ももちろん、歴史的な流れも織り交ぜながら解説してあり、途中で出てくる曲名を時々メモしながら読んでいました。今はiTunes等で気軽に検索し視聴もできるので便利な世の中になったもんです。
    ジャズを楽しみたい、そんな自分の理想の姿というか、楽しんでいる筆者の姿が見て取れるこの本は、ジャズ入門者にはおススメだと思います。

  • 49歳になって、突如モダン・ジャズにとりつかれた著者。600時間もレコードを聴き、またたくまにジャズをマスターしてしまった。レコードの買い方からジャズ喫茶まで、人間的な芸術のよろこびを紹介。76年刊の新装版。
    (「MARC」データベースより)

    資料番号:010819928
    請求記号:764.2/ウ
    形態:図書

  • 学生時代、植草さんに憧れてました。当時(80年頃)こんなジイサンになりたいなあって。。
    映画、ジャズ、本 きっと いい物ばかり見て聞いて読んでたんですね。植草さんの本は全部読みやすく影響されますよ。
     早くこんなジイサンになりたいな、、

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著者プロフィール

1908年、東京生まれ。文学、ジャズ、映画評論家。『ミステリの原稿は夜中に徹夜で書こう』で日本推理作家協会賞受賞。おもな著作に『ぼくは散歩と雑学がすき』『ワンダー植草・甚一ランド』など。1979年没。

「2015年 『ひんやりと、甘味 おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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