ヨルダン川西岸: アラブ人とユダヤ人 (双書・20世紀紀行)

  • 晶文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794928344

作品紹介・あらすじ

1967年の第3次中東戦争以後、イスラエル占領下にあるヨルダン川西岸地区。1987年、アラブ人とユダヤ人が最も激しく対立するこの地に、イスラエルの作家グロスマンは分け入った。難民キャンプ、ユダヤ人入植地、イスラエルとヨルダンに分断されてきた村-。ユダヤ人としての自らの存在を問いつつ、占領地に生きる人びとの怒り、絶望、狂信をありのままに綴り、中東問題、民族問題の核心に迫る渾身のルポルタージュ。

感想・レビュー・書評

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  • 罪の意識はユダヤ人の子供たちにしか出てこない。平和への憧れも夢には出てこない。
    まず第一級市民としてのユダヤ人がいる、次がエチオピアから来たユダヤ人、次にベドウィン、バルタア人、最後がアラブ系イスラエル人である。

  • 書き手はユダヤ人だが、アラブ人たちへのインタビューからこの地域の置かれている状況を明らかにする。モザイク状に入り込む民族、宗教と、それを治めようとする政治。複雑に絡み合い、一つ一つの真実が解決の道のりの遠さを改めて浮き彫りにする。

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