記憶のつくり方

著者 :
  • 晶文社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (121ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794935311

感想・レビュー・書評

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  • 「一人の日々を深くするものがあるなら、それは、どれだけ少ない言葉でやってゆけるかで、どれだけ多くの言葉でではない。」

    詩集のようなエッセイのような、どっちともつかない不思議な読後感。『海を見に』の一節が特に印象に残った。『雨』の遊び心も好き。記憶は過去のものではなくとどまったものだ、というあとがきに共感を覚えた。

  •  
    ── 長田 弘《記憶のつくり方 19980120 晶文社》桑原武夫学芸賞
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4794935315
     
    ── 長田 弘《深呼吸の必要 19840320 晶文社》1991 路傍の石文学賞
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4794935269
     
    (20180817)
     

  • 記憶にバカ明るいものがない。
    何でもかんでも、時間が経つにつれてセピア色になって、
    楽しければ楽しかったほど、
    それはノスタルジックなものになっていく。
    あたしたちはそれを重ねてる。
    これからもきっと。もっと読もう。

  • 私のリアル本棚にある唯一の詩集。
    言葉のひとつひとつが重いです。

  • 「自分の時間へ」という詩が、秀逸。
    長田弘は、過去をうたう詩人だ。そして、その描き方がどうしようもなく、胸にせまる。

  • 2008年1月8日(火)、読了。

  • 長田弘さんの本を読むには、まだ若すぎるのかもしれない。
    ほんの少し背伸びをして読む。そんな楽しみ方を教えてくれた本です。

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著者プロフィール

長田弘(おさだ・ひろし)
1939年、福島県福島市生まれ。早稲田大学第一文学部独文専修卒業。詩人。65年、詩集『われら新鮮な旅人』でデビュー。98年『記憶のつくり方』で桑原武夫学芸賞、2009年『幸いなるかな本を読む人』で詩歌文学館賞、10年『世界はうつくしいと』で三好達治賞、14年『奇跡―ミラクル―』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞。また、詩のみならずエッセイ、評論、翻訳、児童文学等の分野においても幅広く活躍し、1982年エッセイ集『私の二十世紀書店』で毎日出版文化賞、2000年『森の絵本』で講談社出版文化賞を受賞。15年5月3日、逝去。

「2022年 『すべてきみに宛てた手紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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