ねこに未来はない

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著者 : 長田弘
  • 晶文社 (1971年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794940780

ねこに未来はないの感想・レビュー・書評

  • 詩人長田弘による猫エッセイ。猫を飼っていた日々を綴っていますが、今の感覚で猫好きの人が読むとショックを受けるかも知れません。時代がもつ猫観の違いが興味深くはありますが。
    猫の気ままさ、気まま故の愛らしさが軽やかな筆で書かれています。しかし、だからこそ不意に訪れる別れの空虚さも大きいのですが。昭和40年代の風俗小説として読んでも面白いかも。
    巻末にはアラン・シリトーの「ママレード・ジムの華麗な冒険」も紹介されていますが、これまた軽やかな文体が長新太のイラストと相まって楽しいです。

  • ぼくも猫が好きではなかった。というよりも、猫好き過ぎる人を好きになれなかったのだ。
    でも人を見ないで猫だけ見ていたら、また好きになりました。
    良き隣人であればいいなと願いつつ。
    顔を見せない間、彼らはどこでなにをしているのやら…。

  • 猫と一緒に暮らす新婚の夫婦のお話など。
    長新太さんの挿絵が楽しいです。

  • 猫には前頭葉がなく、先のことを予期する能力がない、ということがこの本に書かれているというので読んでみました。
    1971年に出版された本です。当時は情報もなく、動物愛護の風潮も少なく、これで良かったのかもしれませんが、あまりにも猫の扱いがぞんざいです。この夫婦は、猫をどんどん死なせたり行方不明にさせたりします。

    どこまでが実話でどこまでが詩の世界なのかよくわかりません。
    しかし、詩人としての表現だとはいえ、猫の事故や行方不明をグングンとふくらませた表現をして、それは猫を失った自分たちを楽しんで、いろんな言葉を飾り付けているようです。

    この人は、猫嫌いのままでいればよかったのに。現在の僕の価値観では、この猫の扱いには耐えかねます。多分そういう触れ方をする本ではないのだろうけど、つらすぎて、たとえフィクションだとしても、詩集だとしても、もう二度と読もうとは思えない本でした。

  • ネコを飼ってみたいとおもっていたけれど
    せつないから、やっぱりいまいるちゃびだけで充分。

  • たしかに昔、ねこというのは「いつのまにかいなくなる生きもの」だった。東京に来て、室内で猫缶をあたえられている猫をみたときは、かなりのカルチャーショックでしたね。詩人の長田弘さんが書く新婚カップルの生活は、どこかボリス・ヴィアンの小説みたいに懐かしい時代の響きがして、そんな彼らの人生の中にふらりと訪れ、突然消えてしまうねこたちの物語も、甘くてさびしい響きがする。タイトルがなんとも秀逸です。

  • 僕と暫くのあいだ一緒に暮らしていた、あの気高いネコはどこに行ってしまったんだろう。

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