数の悪魔: 算数・数学が楽しくなる12夜

  • 晶文社
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感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794963673

作品紹介・あらすじ

算数や数学なんて大嫌い!そんな少年ロバートの夢のなかに、夜な夜な、奇妙な老人「数の悪魔」があらわれ、真夜中のレッスンがはじまる。1や0のマジック。素数の謎。ウサギのつがいの秘密。累乗と平方根。パスカルの三角形。順列・組合わせ。無限と収束。旅するセールスマンの問題…。だいじょうぶ。ここは夢の教室で、先生は数の悪魔。数学なんてこわくない。先生が魔法のステッキをひとふりすれば、数の法則が目からウロコが落ちるようにわかるのだ。12夜にわたる二人のゆかいな対話にみちびかれて数の世界を旅すれば、算数や数学が苦手な人も得意な人も、きっと誰もがわくわくするだろう。小学校高学年以上対象。

感想・レビュー・書評

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  • 算数・数学が不思議なものに見えて、どうしても受け入れられない人にこそ贈りたい算数・数学の本。
    数字が不思議なものであることを突き詰めて、頭の痛くなるような「難解で解けない不思議=苦痛」ではなく、物語の神秘を紐解くような「面白い不思議≠苦痛」として描いた本のように思う。
    数字なんてどんだけ頑張ったって、一部のとてつもなく賢い人以外にはただの「不思議」でいいんだよ。

  • 別に小論文とか書かないのに借りてきちゃったこれ。純粋な興味。面白かったけどこの時期読む本ではない。どの数学者も必ず0を褒め称える

  • 数学嫌いのわたしでも結構楽しくよめました

  • ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA3750200X

  • 978-4-79496367-3 C0041¥2800E

    数の有悪魔
    算数・数学が楽しくなる12夜

    1998年9月5日 初版
    1999年1月15日 14刷

    著者:ハンス・マグネス・エンテンスベルガー

    画家ロートラウト・ズザンネ・ベルナー
    訳者:丘沢静也(おかざわ しずや)

    発行所:株式会社晶文社

  • 夢の中に数の悪魔が現れて数学を教えてくれる話だが、大学受験でテキストに出てきたテーマばかりで驚いた。なるほどそういうことだったのかととても勉強になった。またいつか読んでみたくなるほどおもしろかった。

    オススメ度:
    ★★★★★

    にゃ~(海洋資源環境学専攻)

    所蔵情報:
    品川図書館 410.4/E64

  • 数の魔力でたしかにありますよね。

  • 数学の諸事象がわかりやすく解説されていて、とても読みやすかった。特に、パスカルの三角形は読んでいて非常にワクワクした。

  • 規則性のある数字のことを考えていると、頭の中がいっぱいになって、パンクしそうになります。
    ぐるぐるぐるぐる数字が回って大変です。
    でも、それがなんだかおもしろい。数の悪魔に魅入られます。
    この本読んで、理解できたかというと理解はできてないけど、永遠に続く数の世界の一端に触れる経験は楽しいものです。

  • 発掘したので遡って登録。以下,登録時(年月日不明)の感想: これ読んで数学面白いなー、って思ったんだよなぁ。結局図形関係の問題は苦手なままだけど…。

  • そうかそうか、計算は計算機に任せればいいのか!と、数学とは考え方のことだと今更…遅かったー。
    絵かわいい。

  • (2016.04.25読了)(2009.02.07購入)(2000.02.20・28刷)
    副題「算数・数学が楽しくなる12夜」
    発行後ベストセラーになり、いまでもまだ売れ続けているようです。新聞広告を最近も見ました。いつか読もうと思いながらも購入してから7年もたってしまいました。
    やっと重い腰をあげて、読み始めたら、児童向けということもあって、文字数が少なくて、挿絵も割と入っているので、あっという間に読み終えてしまいました。やれやれ。
    数の面白さを伝えるということに重点があるのでしょう。数の不思議な現象がいろいろと紹介してあります。
    数学入門的な本で、よく紹介されているあたりのことが、上手に紹介されています。この本で興味を持ったら、あとは、実際の数学の本で、理論的なところを学べばいいということになるのでしょう。
    順列、組み合わせ、無限、等も紹介しています。
    知らなかったのは、第10夜で出てきた、1.618033989…という無理数です。
    フィボナッチ数で、隣り合わせの数をとって、大きな方を小さいほうで割るという操作をしてゆくと、上記の無理数に徐々に収束してゆくということです。

    【目次】
    第1夜 1の不思議
    第2夜 0はえらい
    第3夜 素数の秘密
    第4夜 わけのわからない数と大根
    第5夜 ヤシの実で三角形をつくる
    第6夜 にぎやかなウサギ時計
    第7夜 パスカルの三角形
    第8夜 いったい何通りあるの?
    第9夜 はてしない物語
    第10夜 雪片のマジック
    第11夜 証明はむずかしい
    第12夜 ピタゴラスの宮殿
    ちょっと注意
    言葉のリスト
    お礼
    訳者あとがき

    ☆関連図書(既読)
    「零の発見」吉田洋一著、岩波新書、1939.11.27
    「無限と連続」遠山啓著、岩波新書、1952.05.10
    「数学物語」矢野健太郎著、角川文庫、1961.12.30
    「新しい数学」矢野健太郎著、岩波新書、1966.02.21
    「現代数学対話」遠山啓著、岩波新書、1967.05.20
    「無限の果てに何があるか」足立恒雄著、光文社、1992.05.30
    「√2の不思議」足立恒雄著、光文社、1994.03.30
    「はじめまして数学(1)」吉田武著、幻冬舎文庫、2006.12.10
    「はじめまして数学(2)」吉田武著、幻冬舎文庫、2006.12.10
    「はじめまして数学(3)」吉田武著、幻冬舎文庫、2006.12.10
    「数に強くなる」畑村洋太郎著、岩波新書、2007.02.20
    「はじめての現代数学」瀬山士郎著、ハヤカワ文庫、2009.03.25
    (2016年4月26日・記)
    商品説明(amazonより)
    『The Number Devil: A Mathematical Adventure』の邦訳。過去の詰め込み勉強が原因で、数学嫌いになってしまった人はけっこう多いのではないだろうか。本書は、そんな人に向けて書かれた数学の本である。
    内容は、数学嫌いの少年ロバートの前に現れた数の悪魔が、毎晩夢の中で数学の魅力を教えるというストーリー。今まで数学アレルギーに悩んでいた人でも、無理なく読み進めていくことができる。
    ここで登場するのは素数と無理数、フィボナッチ数、パスカルの三角形、無限と収束、ウソつきのパラドックスなどで、いずれも数学の楽しさを味わうのにぴったりの題材。実生活から離れたものとして数学を捉えていた人に、数学が身近なものだということを教えてくれる。「数学には興味がない」という人にはおすすめの1冊。(土井英司)

  • 毎晩、悪夢に悩むロバート。ある時、夢に数の悪魔があらわれた。
    そして、ロバートに数学を教えてくれる。

    1の不思議、0はえらい、素数の秘密、わけのわからない数と大根、ヤシの実で三角形をつくる、にぎやかなウサギ時計、パスカルの三角形、いったい何通りあるの?、はてしない物語、雪片のマジック、証明はむずかしい、ピタゴラスの宮殿・・・

    数学を物語的に教えてくれる。
    ・・・子ども向けだけど、途中で眠くなる私よ。

  • なんと数学書です
    フィボナッチ数?ホップするって?大根?
    ウサギ?1.618.....?
    あんまり理解できてない(^_^);
    それでもパスカルの三角、素数のところは面白かったです
    電卓を叩いて数字が不思議な感じで増えていく時が
    あったのを思い出しました

    最終章は、ファンタジーとして読みました
    良かったですよ(^_^)

  • 【図書館本】ある程度砕いてはいるけれど、なかなか難しかった。児童書とあなどるなかれ。
    これで算数・数学を好きになれるかは別として、読んでるときは楽しかった。数の奥深さを感じた。考えることは初めから放棄していたけれど。そんな状態でも表や数字の並びが補完してくれるので、読むこと自体に苦痛はなかった。

  • 絵本のような感覚で読める。小学校中学年~オススメ。

  • 最初はわかりやすかったけど、ロバートのようにすらすらと理解できなかった。挿絵がたくさん入っていてかわいかったので、わからなくても楽しめた。

  • 私が高校生くらいの時に父が買ってきた本。
    大人になってから読み返したら面白かった。

    子供向けの本みたいだけど、多分私が子供の時に読んでたら全然わからなかったのではないか。高校数学をちょっとやりはじめた頃に読んでみたり、大学生になってから手にとったり、大人になってから「こんなこと昔習ったな」と思いながら読むのが、私にとってベストタイミングのように思われる。

    ・素数の話(0と1は素数に入らないよ!)(p51)
    ・1より大きな数と、その数を2倍した数の中には必ず絶対に、少なくとも素数が1つある(p57)
    ・2より大きな偶数は、2つの素数を足したもの(p57)
    ・5より大きな奇数は、3つの素数を足したもの(p59)
    ・フィボナッチ数列
    ・パスカルの三角形
    ・平面図形の点の数と面の数を足して、線の数を引いたら、答えは1(p196)
    ・立体図形の点プラス面マイナス線イコール2(p201)


    絵がかわいい。エンツェンスベルガーのほかの著作も読んでみたい。
    物語の導入部はちょっとはいりにくかったような。「赤い悪魔」「老人」が同一人物なのが少しわかりにくい。

  • かなり久しぶりの再読 内容忘れてた
    数学が嫌いなわけは ほらこうなってこうなるんだよ なんて美しいんだ!
    私は何故そうなるかの方が興味がある

  • 算数・数学が好きになる。
    小学生の時に読んだけど、この本で算数が好きになった◎

    ※できるできないは別として

  • 初めて出会ったのは小学校4年生の時。
    フィボナッチ数とか当然知る由もなく、何となく読み流していたけれど、今思えばこの本に出会ったから、算数・数学が好きになったんだろうなー。

    老若男女問わず、数学が好きでも嫌いでも、みんなに読んで欲しい。

  • 特に「1.618.....」のことは知らなかったので面白かった!

  • 小学生か中学生頃に読んだ本。当時は「よくわからないけど面白い。」高校数学を学びながら「ああ、あの本にはこういうことが書いてあったのか。」と発見してひとり納得ニマニマ。

  • 数の不思議がわかりやすい言葉で書かれていて、勉強のわくわく感を久しぶりに思い出しながら、一気に読めた。

  • 中学校卒業間近に読んだ本。
    もっと早くこの本に出会っていれば、もっと数学を好きになっていたかも?!

    また読んでみたい一冊です。

  • 昔親に読まされてたような・・・・・図書館いこう

  • 数学は憧れるし、楽しいし、好きなんだけど、でもわからない、というのが悩みなわけですよ。

  • 面白かった!もっとはやく出会いたかった!

  • 41/エ
    算数が大嫌いな少年の夢に「数の悪魔」が現れた!
    楽しみながら数の法則がわかる本。
    あなたも目からウロコが落ちる!?

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