極彩色メキシコ巡礼

著者 : 小野一郎

• 晶文社 (2001年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[キミドリさんの感想 · 2018年12月22日]

　これを読み、建築強度ギリギリのウルトラバロック様式で建てられたド派手な教会たちに、「何じゃコラ!」となり「メキシコいってみてぇ!!」となりました。
　でも、メキシコって遠いし、行こうと思ったら2週間くらいの休みが必要です。すでに働いていたしフツーはそんな休み、もらえません。
　ところが。
　もらえちゃったんですよ、休み(ﾟ∀ﾟ；)ﾅｾﾞ
　まぁ、その当時の上司が気まぐれにくれたものだったんですが･･･
　で、
　「これは、メキシコへいけとの天恵に違いない!!」
　とめでたく勘違いした私は、同僚たちの「えー、ずるいー」のまなざしを精一杯避けつつ（苦笑）いったのでした。
　残念ながら、本に載っていた場所には行けなかったのですが、乾いた空気にド派手な原色の建物たちを堪能した、とても楽しいたびでした。

[みやまさんの感想 · 2006年5月6日]

メキシコに魅せられた写真家が、旅しながら建築や祭りを撮りためた記録。
建築家でもある筆者の緻密なカメラで切り取られたメキシコバロック建築の世界。
過剰なまでに作りこまれた装飾と鮮やかな色彩。
それはまるで、一つの宇宙のよう。
私達の思い描くメキシコとは違う世界を見せてくれる。