生きちゃってるし、死なないし―リストカット&オーバードーズ依存症

著者 :
  • 晶文社
2.89
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本棚登録 : 130
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794964991

感想・レビュー・書評

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  • 「「〜すべき!」と吠え立てては空回りする繰り返しには、すっかり飽きてしまった」(p.54) とは書いてあるけれど、なかなかどうして如何にサバイバルしていくかが山ほど書かれてる。自傷者を知るというよりは、自傷への依存に苦しんでいる人が抜け出すきっかけのために書かれた本なのだろう。これだけ沢山の発想を紡ぎだすのは、なかなか難しいのではないか。

  • 正直な感想としては「ルポライター」の自覚があるのか作者に問いたくなる本だった。リアルにリストカットやオーバードーズをする人々の声を拾っていない。事あるごとに、かつてリストカッターとしてネットでもてはやされた「南条あや」さんの名前を出す。そして、「パクリ」がひどい。同じくルポライターのロブ@大月さんの言葉「自傷らー」を「自傷ラー」と言い換え多用。その上、最後の章の題名「僕らが旅に出る理由」にいたっては小沢健二さんの楽曲名と全く同じである。ルポライターと名乗るからには自分自身の言葉で書いて欲しい。

  • とても前に読みましたが、あまり為にはならなかったかもしれません。

  • 凄く、「希望」が沢山詰まっている本だ。
    読んでて「む、無理…!」にならない程度の言葉。
    潰れそうな程のプレッシャーを感じなくて、優しい気分。
    リアルに「頑張らなくても大丈夫」なんだ!?
    これまで「頑張らなくても大丈夫なんだよ」なんて読んでも、その時はほっとするけど、どこかで「でも結局は頑張らなくちゃいけないんでしょ?」と思ってた。
    取り敢えず、「ヒマ」をどうにかしつつ、頑張らない。…難しい。笑

    「地球へ…」の話が出て来てビックリ。
    偶然にも、この本と一緒に借りた本が「地球へ…」なのだ。
    普段漫画なんて借りないのに、今回偶然。
    何だか良い気持ちになれる事の多い本だったな。

  • 3.5

  • 救われることはなかったかも。

  • あちこちで取り上げられているし図書館でも予約人気たかいから期待してたら… … …やっぱり、「話がすっ飛んで行ってどこにも着地しない」。Mな私は懲りずにこの人の本また読むかもしれないけどね。ぐぎ〜。私は世代論が読みたいのだろうか?

  • 実用的

  • タイトルに惹かれて買った。こういう系の本は結構好き。

  • 南条あやちゃんのことも、ちょっとだけ書いてあった。ちょっとした小話みたいなのもあって、面白い本だった。

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著者プロフィール

今一生(こん・いっしょう)
1965年、群馬県生まれ。千葉県立木更津高校卒。早稲田大学第一文学部除籍。コピーライターを経て、25歳の時(1990年)からライター・編集者。子ども虐待を主なテーマに取材・執筆・講演を続ける。著書に『子ども虐待は、なくせる』(日本評論社)、『猫とビートルズ』(共著/金曜日)など多数。編著の『日本一醜い親への手紙』シリーズは、累計30万部を突破。2018-2022年、虐待サバイバーと一緒に『子ども虐待防止策イベント』を全国各地で開催し、YouTubeで公開。大学・高校などからの依頼で社会起業やソーシャルデザインを授業で解説したり、自治体からの依頼で起業事例を市民向けに講義するなど、生きづらい人向けに経済的自立の方法を広める活動も。2023年は、『Childism: Confronting Prejudice Against Children』(エリザベス・ヤング・ブリューエル著)を翻訳中で、視聴者登録26万人超えのYouTubeチャンネル『一月万冊』に出演中。講演・執筆などお仕事の依頼はメールで(conisshow@gmail.com)。

「2023年 『さよなら、子ども虐待』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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